こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。
今回の記事はBASS NOTE名物、大人気「魔導書」シリーズ。
僕の中の
- 「最小限の機材で無限の可能性を!」
- 「小型こそ正義!取り回しの良さこそジャスティス!」
- 「これ一台で全部完結!」
いくつかアップデートを加えたので、最新の状態を公開しようと思います。
演奏の仕事の現場で、僕が実際に使用している演奏環境です!プロトタイプと比べると、大幅に改良が加えられて実用的になっています!
現役ベース講師の演奏環境 2018年版
こちらの演奏動画の音作りは、今回の魔導書のみで行っています!
プロトタイプとの比較
まず、こちらがプロトタイプの零号機。
前回の記事のものです。
今見ると乱雑…。
そしてこちらが今回の初号機です。
実際に現場で使用していく中で、不便に感じた部分を改良しました。
MS-60B Black Limited
まずはこちら。
平成最後のmy new gear…。
「最強」の称号がふさわしいマルチストンプZOOM MS-60Bの数量限定版です。
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発売当初は大人気過ぎて1週間で完売になり、プレミア価格まで高騰した悪魔のMS-60B。
入手できちゃいました。
自称「MS-60Bの魔術師」としてのプライドです(真顔)
このBlack Limitedモデルのおかげで魔導書の中の筐体が黒で統一されました。
美術ポイントが大幅アップです!
「魔導書」システムの中枢を担うZOOM MS-60Bのレビュー記事はこちら!
142種類の高品質エフェクトを搭載した最強のマルチエフェクターです!
アクティブヘッドホンアンプの内蔵
パッシブミキサー(FOSTEX PC-2LIVE)の音量低下をカバーするため、エフェクターボード専用ヘッドホンアンプ「Mooer Audiofile」を導入しました。
不要なときはトゥルー・バイパスで完全に無効化できる凄いヤツ。
これでどんなステージに立っても音量不足になることはありません!!
イヤホンアウトで深夜の自宅練習も完璧!
Audiofileに搭載されたキャビネットシミュレーターシステムも迫力があってGoodです!
ドッキングユニットの追加
魔導書はその構造上、インプットとアウトプットのジャックがケースの縁(へり)に埋もれてしまいます。
細かい部分なんですけど、これが抜き差ししづらくて地味にストレス!
おまけに、きちんと刺さったかも分かりにくい!
ということで。
改良を加えて、抜き差しするジャックを箱の縁よりも高い位置に持ってくることにしました。
インプット側
インプット側には、「ベーシストのための簡単自作シールド講座【マニアック編】」の記事で作った自作のアダプタを装着。
これでベースからのシールドを挿すのが簡単になりました!
手を突っ込まなくていいって素晴らしい。
これがめちゃくちゃ快適!
アウトプット側
アウトプット側には、3.5mmメス – 3.5mmオス(L型)のアダプタを装着してみました。
繊維コードで見た目もいい感じ。
もちろん、変換アダプタを経由してSTEREO OUTから出力しているので魔導書もステレオ対応です!
Check
AudiofileのMIX MONOアウトはモノラル出力です。
これでどちらの端子も本の縁に干渉することなくプラグの抜き差しが可能になりました!
どんな場面にも対応可能!
アウトプットのジャックはステレオミニのメス。
この端子に接続するケーブルを繋ぎかえるだけで、
- DIにも!
- アンプにも!
- イヤホンにも!
- ヘッドホンにも!
- そしてオーディオインターフェイスにも!
これ一台で完結!
これこそが僕の求めていた理想の姿です!
整地
どんなに雑に運搬してもレイアウトが崩れないように、マジックテープでしっかり固定しました。
先日BASS NOTEで公開した「エフェクターを汚さないマジックテープ固定法」を使っています。
見た目も綺麗!
配線周り
自作のケーブルボックスで見た目もすっきり!
ケーブルボックスがないと不恰好なケーブルがむき出しになってしまうので、ひとまずコレで覆っています。
もっと良い方法を検討中です…!
少しでも省スペース化を図るため、MS-60Bから伸びるパッチケーブルをWarwick製の薄型のものに変更!
ちなみにケーブルボックスの中には「RCA 2(オス) – L型ステレオフォン(オス)」というこだわりの自作ケーブルが格納されていたりします!
まとめ
どんな現場でも、どんな場面でも、どんな使い方をしても不満のない魔導書が完成しました。
現状の僕の演奏スタイルに対応するには、必要十分な完成度になったのではないでしょうか。
CD音源制作のレコーディングにも、演奏動画の投稿にも、ステージの演奏にも、柔軟に対応することができます。
自宅での演奏もSoundCore 2と合わせて運用するだけなので超小型!
電源には9Vの充電池を使っているので、屋外でも起動することができます!
まさに完成形。
まだまだ進化は止めないけどね…!
僕の中で、この魔導書を更なる高みへと導くプランがいくつか渦巻いています。
乞うご期待!
2019.03.01追記
ケーブル類を強化しました!