理論派ベーシスト育成計画 Lv.6 ルートから見た度数を把握しよう

こんにちは、ベース講師の和明さん(@KAZUAKI_virgiL)です。

理論派ベーシスト育成計画の第6弾です。

前回のLv.5の記事では、7種類のチャーチモードについて勉強しました。

親しみのない変則的なスケールで、なかなか覚えにくかったのではないでしょうか。

今回のLv.6の記事では、ルートから見た度数を相対的に把握できるようになる練習を行います。
この練習を通して、プロのプレイヤーがよく言う「指板が見える」状態になっていただこうという記事です。

指板が見えるようになれば、複雑だったモードスケールの形もより明確に把握できるようになってきます。

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INPUT

指板が見える状態とは

「頭の中で何を考えて弾いているの?」という記事で触れている内容なのですが、ある程度自由な演奏ができるプレイヤーというは各小節のルートを基準にした周辺の音の度数が頭の中で明確に見えています。

「俺はロックしか弾かないからそんなの必要ないぜ!」という方。
甘い!

度数が見えてくると、フレーズの構成が把握できるようになります。
そして論理的にフレーズの構成が理解できるようになれば、一度覚えたフレーズは忘れにくくなります。

また余裕を持って指板を可視化できるようになるので、フレーズの先読みができるようになります。
つまり、演奏のミスを大幅に減らすことができます。
▶︎演奏のミスの減らし方について

このようにアドリブ演奏はもちろん、普段のバンドのライブにもその効果を存分に発揮します。
是非とも身につけて頂きたいスキルですね!

勉強を始める前に

この記事では

2nd=9th
4th=11th
6th=13th

と表記して扱います。

テンションに馴染みのない方には、慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。
が、使っていれば必ず覚えます(笑)

理屈としてはこんな考え方です。

Cメジャースケールだと、CDEFGABCで1オクターブ。

高いほうのが8番目の音です。
そこから数えると、高いDの音が9番目、Fは11番目、Aは13番目にあたります。

面倒臭く感じるかもしれませんが、テンションで覚えておくと将来的に何かと便利です。

また、この記事で行う修行は非常に難易度の高いもので実戦で扱えるようになるまで最低1ヶ月は要します。
やることはとっても単純なんですけどね(笑)

当たり前のように指板が見えるようになるためには、ある程度の慣れが必要になってきます。

なので、諦めずに取り組んでいただけると幸いです。

指板を覚えよう

それでは本題です。
各度数の覚え方・読み解き方を段階を追って説明していきます。

ベーシストには馴染みの深い中指ルートの考え方で進めていくと、読みやすいと思います。

まずはLv.2の記事で勉強したコードトーンを当てはめてみましょう。

メジャー系、マイナー系のコードトーンを重ねてみます。
これで1度・3度・5度・7度の位置が見えてきました。

この度数を強く意識した状態で、Lv.3の記事で勉強したスケールを上乗せしてみます。

こちらも、メジャースケール・マイナースケールを合わせて乗せています。

確認のためにガイドをつけてみましょう。

こちらがメジャースケールのブロック。

こちらがマイナースケールのブロックです。

ここまでで追加した各音を基準に、オクターブ上・下にも視野を広げられますかね。

かなり埋まってきました!
いろんな形のスケールの弾き方を知っていると、この作業はとてもスムーズに行えると思います。

最後に付随する音を元に、残りの枠を埋めます。
ここまでの度数の把握が理論的にきっちりできていれば、#(シャープ)や♭(フラット)は容易くつけていけるでしょう。

じゃじゃん。
演奏中にこの度数が把握できている状態が「指板が見えている」状態です。


慣れてきたら小指ルートでも度数を読み取ってみたり。
(※上の画像はE弦に小指のルートがある場合の図)
弦を移動してみたり。

どの指がどこにあっても指板を把握できるようになるまで練習してみましょう。

とは言っても、こんなに全部が全部見えるようになる必要はありません(笑)

プレイ中のポジションから指が届く範囲で、ルートの指を基準に上下3フレットぶんも把握できていれば完璧だと思います。


OUTPUT

度数を意識しながら演奏してみよう

今回は例題譜面はありません!
Lv.6ののOUTPUTは宿題です。

日頃、自分が弾いているフレーズを度数を意識しながら演奏してみましょう。

度数はプレイ中にリアルタイムに意識・把握できることに意味があります。

演奏しながら、頭の中に数字が浮かぶように。
指の移動先の数字が見えるように。

じっくり練習してみましょう。

持っているバンドスコアや教則本などに乗っている譜面に、1音1音ずつ度数を書き込んでみるのも良い練習になります。

大切なのは、常にルートに対する度数を意識できるようになること!

まとめ

Lv.1の記事でCDEと音名を覚えるところから、今回の度数の話まで。
連載を読み始めた頃と比べると、間違いなく皆さんの音楽理論に関する知識はレベルアップしていると思います。

「あぁ、この音使いはルートに対して5度からメジャースケールをくだってるんだな」

みたいな感じで、「自分がどうしてこの音を使って演奏しているのか」を理屈で説明できるようになったらあなたも立派な理論派ベーシストです!

とくに今回の内容は、一度覚えたら一生役に立つ大切な部分です。
実用化までは時間がかかる内容だと思いますが、諦めずにたくさん練習して、ぜひ習得していただきたいと思います。

より効率的かつ明確に度数を覚えるための練習記事もアップしました。
合わせて見てみてください。
▶︎自由にアドリブ演奏したいベーシスト必見!指板上の視野を広げる練習

ありがとうございました。

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