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理論派ベーシスト育成計画 Lv.2 指板上のコードトーンを覚える

コードトーンの位置

こんにちは、ベース講師の和明さん(@KAZUAKI_virgiL)です。

理論派ベーシスト育成計画のLv.2です。

「理論派ベーシスト育成計画 Lv.1 ルートの位置と名前を覚える練習」ではルートの音名と位置の把握について解説しました。
Lv.2の今回の記事では、コードトーンを追いかける練習についてお話してみたいと思います。

和明さん
コードトーンとは、コードを構成する音のことを指します。
Cコードのコードトーンはドミソ(C・E・G)ですね!


コードトーンを理解できるようになると、単調なルートのみの演奏から卒業して一気に華やかな味付けを行えるようになります。

分かりやすく1ステップずつ解説していくので、ぜひぜひ身につけていってください!

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INPUT

コードトーンを把握するメリット

コードトーンをなぞった演奏ができるようになると「まず間違いのない音」でのアドリブプレイができるようになります。

各小節のコードを構成する音をなぞるわけですから、音が外れるはずがないんですね。

スケールを覚えるのももちろん大切なんですけど、コードトーンを把握できるのはもっともっと大切です。

コードトーンだけを使ってアドリブのソロを取ることもできるし、コードトーンを上下するだけでオリジナルのベースラインを構築することも可能です。

和明さん
誰にも文句を言われない、自信を持って鳴らせる音!
それがコードトーンです!

指板上で度数を把握する練習

以前このブログ内で「演奏中には、常にルートを基準にした度数が見えているんですよー」というお話を書かせていただきました。
▶︎ベースの演奏中には頭の中で何を考えているの?

今回のLv.2の記事で、皆さんにも指板上の度数が見えるようになっていただきます。
今からやることは、コードに対する1度、3度、5度、7度を覚える練習です。

ルートの位置の把握に関しては、Lv.1の記事を見てみて下さい。
▶︎Lv.1指板上のルートの位置を覚える

3rd音程について

3度音程については、「今更聞けない!ベースの指板で分かるメジャーとマイナーの違いと弾き方」という記事で解説してあります。

今一度、改めて確認してみましょう。

ルートから見て1弦ぶん隣(高音弦側)1フレット上(ヘッド側)にある音がメジャー3度です。

「M3rd」「長3度」などと表記します。
MはMajorのMですね。メジャーは基本的に大文字表記です。

そして、ルートから見て1弦隣の2フレット上にある音がマイナー3度になります。

M3rdの半音下の音で、「m3rd」「短3度」などと表記されます。
mはminorのmです。マイナーになると小文字表記になります。

3度音程のまとめです。

和明さん
ルートの斜め上!というように、視覚的に覚えてしまいましょう。

5th音程について

楽曲中のフレーズでも非常によく使う完全5度の音程です。
ルートの隣の弦の2フレット下にあります。  

パワーコードを含め、ほとんどのコードに使用される音程です。

「P5のP(perfect-完全)って何?」

これは、こういうものだと覚えてください。
昔の偉い人が決めたんです。

「5度の正式名称は完全5度っていうんだな」くらいに、頭の片隅に留めておいていただければ十分です。

和明さん
「完全5度」なんて言い方を日常で使うことは滅多にないので、あんまり気にしなくても大丈夫!

特別な指定がない限り、5度音程はこのポジションから動くことはありません。
VIIm7(♭5)のような指定がある場合は例外になります。

5度音程についてのまとめです。

ルートの隣にある5thは、上記で説明した5thのオクターブ下の音になります。

和明さん
「音使いに悩んだら、とりあえず5thの音を混ぜる」
それくらい当たり障りのない使い方ができる万能な音です!

7th音程について

7度音程は少し厄介です。
頑張りましょう。

和明さん
細かく解説していきますね!


最初にポジションを見てみてください。

困ったことに、
7thって2種類あるんです。

最初に説明した3度音程と同じように、7度の音程にもメジャー7thマイナー7thの2種類が存在します。

和明さん
マイナー(短)になると、1フレット下にさがります。
3thのときと同じですね!

7thコードの成り立ちについて

まずはコードの成り立ちについて説明します。

通常、コードネームに「7」と表記されている場合にはマイナー7thを指しています。

和明さん
コードに7って書かれていたら短7度(マイナー7度)のコト!


一方「maj7」「M7」「△7」といったメジャーの指定表記がある場合には、「7」の扱いはメジャー7thになります。
※全て同意義です。「△」は「M」を表しています。

「メジャーって言われたらメジャーになる!」

これぐらいの気持ちで覚えておきましょう(笑)

和明さん
逆に言うと「メジャー7」と言われない限り、7thは「マイナー7」を意味しています。

マイナーメジャーセブンスとは…?

とくに厄介なのが、

Cm△7
(Cマイナーメジャーセブンス)

みたいな場合です。

思わず「マイナーメジャーってどっちだよ!」と突っ込みたくなってしまう名前なんですけど。

和明さん
結論から書くと、これはマイナーコードの扱いになります。


この場合、
「m」はCに対して
「△」は7に対して適応されることになります。

「Cm」で一括り、「△7」で一括りの扱いですね。

つまり3度音程はマイナー、7度音程はメジャーという解釈になります。

度数についての理解が曖昧な方は、このページをサラッと読み進めてから「理論派ベーシスト育成計画 Lv.3 コード上でスケールを弾いてみよう」を合わせて読んでみて下さい。

きっとヒントが見えてくると思います!

7度音程のポジション

それでは、指板上のポジションを見ていきましょう。

まずはマイナー7度です。
ルートの2フレット上。
もしくは、ルートから2弦ぶん隣の同フレットの位置にある音がm7thです。

m7thの音程をひとつ#(シャープ)させた音程メジャー7度になります。
ルートのすぐ上のフレット
もしくはルートから2弦隣の1フレット下(ブリッジ側)にある音が△7thです。

7度音程についてのまとめです。


OUTPUT

コードトーンを分析してみよう

INPUT編で解説した各コードトーンのまとめを重ねてみました。

どうですか!
これを頭の中で描けるようになったら、プロっぽくないですか!

上記の図を丸暗記することで、コードトーンを割り出すことができるようになります。

例として、ルートをCとした場合の各コードトーンを割り出してみましょう。

C△7

Cm7

C7

Cm△7

Cm7(♭5)

和明さん
“♭5″(フラットファイブ)の指定がある場合は、落ち着いて5度を半音下げてあげましょう。

コードトーンを追ってみよう

それでは例題です。

この章で勉強したことを振り返って、上記の譜面の8小節のコードトーンを演奏してみましょう。
※「ー」は「m(マイナー)」のことです。

7thの付加されていないコードに関しては、7度の代わりにオクターブ上のルートを踏むようにしてみてください。

和明さん
1度、3度、5度、7度〜♪と順番に鳴らしてみましょう!



では、回答です。

ポジションやオクターブが違っても、だいたいこんな音の構成になっていれば正解です。

まとめ

ルートを基準とした3度、5度、7度の位置が見えるようになってきましたね!
「理論的な演奏」がきちんと出来ていますよ!

極論を言ってしまえば、楽曲中によく使われるのは「○△7」「○m7」「○7」「○m7(♭5)」の4パターンのみです。

ベースは移動ドで演奏できる楽器なので、ルートから見た上記の4つの形さえ覚えてしまえば12キー全てのコードに対応できるようになります。

和明さん
難しいコトは抜きに、「m3・M3・P5・m7・M7」の位置を形として覚えちゃいましょう!


ルートから見たコードトーンの位置は今回説明した形が全てではありません。
例えば、m3rdはルートから見た同弦上の3フレット下(ブリッジ側)にも同じ音が存在しています。

自分なりに指板の形を把握して、メジャー・マイナーそれぞれの形を覚えてみましょう!

【特集】理論派ベーシスト育成計画