ベースのブランクを一晩で埋める練習メニュー!サボっていても大丈夫!

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ベースのブランクを一晩で埋める練習メニュー
こんにちは、ベース講師の和明さん(@KAZUAKI_virgiL)です。

今回のテーマは
「ブランクを一晩で埋めるための練習メニュー」

ということでお送りします。

先日「PLAYTECHの格安弦レビュー」という記事のために投稿した、こちらのサンプル動画。
なんと2〜3ヶ月のあいだ一切楽器に触れていない状態から、一晩だけ練習して撮影したものなんです。
和明さん
なんとか人前に出しても恥ずかしくないクオリティで演奏できているんじゃないでしょうか…!
こちらが動画投稿前日の僕のツイートです。
なんということでしょう。
見事に弦が錆びて、フレットもくすんでしまっています。
和明さん
引っ越しの作業や手続きが忙しかったり、季節の変わり目で体調が優れない日が続いたり。 気付いたら楽器を触らない期間がこんなに長くなってしまいました…。
こんなにも楽器を弾かない期間が空いてしまったのは久しぶりです。

ということで。
今回の記事では、ブランクを埋めるために実際に僕が行った練習メニューを紹介しようと思います。

ベースのブランクを埋める短期集中練習メニュー

運指練習

ハノン 第一番

ハノン 第一番
※タップで拡大
まずは運指練習の定番、ハノン。
サクサクっと2〜3回往復して、指板全体の感触を思い出します。
和明さん
満遍なく指板を上下できるハノンは、基礎練習にピッタリです!

クロス字運指練習

クロス字 運指練習
※タップで拡大
1フレットから12フレットまで、丁寧に往復します。
隣り合った弦の間隔やフレットの幅を各ポジションごとに確認!
和明さん
左手の運指だけでなく、ピッキングする右手のコンディションもこの段階でしっかり調整します!

薬指・小指の集中強化

薬指・小指を強化する運指練習
鈍りがちな薬指と小指を駆使して、しっかりウォーミングアップ。

このあたりが痛くなりがち
久々に楽器を触ると、左手のこのあたりが痛くなることがあります。
脱力した優しいプレイができるように、薬指・小指の正しい使い方を思い出しましょう!
和明さん
左手の4本の指が独立して自由に動くことが、スムーズな演奏にはかかせません!

Donna Lee

指がある程度思い通りに動くようになってきたところで、Donna Lee(ドナ・リー)のテーマを10連発ほど。
僕の『今日の演奏のコンディション』を計る基準になる練習です。

皆さんも得意な曲や自分の調子の指標になるフレーズを演奏して、今の自身の状態を確認してみましょう。
和明さん
「うわぁぁぁ…やっぱり指が動かないよぉぉぉ…」とブランクを実感…。

リズムトレーニング

リズム感徹底強化プログラム 短期集中強化合宿
リズム感の悪いベーシストに存在意義はありません!
あらかた指が自由に動くようになったら、今度はベースの基本中の基本であるリズムトレーニングです!
和明さん
長期間楽器に触れていないと、当然リズム感も衰えていきます。 筋トレをやめると急激に筋肉が衰えていくのと同じですね!

タイム感を取り戻すトレーニング

怠けていた音楽に対する時間軸の感覚を取り戻すために「短期集中リズム感強化合宿」の記事で紹介したVictor Wooten先生のトレーニングを実施。
まずは「4分音符5つ毎」にクリックを鳴らして演奏します。


続いて倍速。
「8分音符5つ毎」でクリックを鳴らして練習します。
どちらも自分自身でしっかり拍を刻みながら演奏する必要がある、とても効果的なトレーニングです。
和明さん
このメトロノームの使い方を習得すると、リズム感が飛躍的に向上します!

16分音符の強化練習

クリックが16分音符の2つ目
「ベーシストのためのリズム感自己診断テスト」レベル7〜7.5にあたる練習です。
16分の2つ目や4つ目でクリックを鳴らして、細かいリズムのグリッドを体に思い出させます。
皆さんは16分音符を正確に感じながら演奏できますか?
和明さん
音符を細かく取れる人ほど、リズムに正確な演奏をすることができます!

自分でグルーヴを生み出す練習

こちらはBASS NOTE初公開の強化練習。
メトロノームを一切使わずに、自分で自分の演奏に酔いしれるように弾きまくります。
和明さん
これが結構大事なんです!
「ベースの演奏を上達させる!8割の人は知らないたった1つの意識改革」という記事の中で
オケやクリックにもたれかかるような練習はNG!
リズムの波を自分で生み出せるような演奏を心がけましょう!
というお話をしました。

バンド(オケ)を先導する感覚を取り戻せるように、自分で自分の演奏にノれるように弾いてみましょう!
和明さん
ゴーストノートを混ぜたタイトでファンキーなフレーズが、細かい音符を意識しやすいのでオススメです!

Check

もちろん、安定した一定の間隔で4拍を刻み続けることができることが前提の練習方法です!

楽曲に合わせた補完練習

無心で8ビート

無心で8ビート
※タップで拡大
今回演奏した楽曲が8ビートのベースラインが主体なものだったので、無心で8ビートの集中強化練習を行いました。
8ビートのベースラインはベースの上手い下手が如実に表れますからね!
念入りに両手の指運びを確認しました。
和明さん
とくに弦を移動するときに音が詰まってしまわないように、何度も違う弦を行き来しながら練習しました!

まとめ

以上が、今回僕がブランクを埋めるために行った練習メニューです。

長い間ベースを弾かなかったとしても、今まで積み上げてきたものがゼロになってしまうことはありません!
もちろん、少なからず衰えはするけどネ。

自分の中で仮眠してしまった演奏能力を、一晩で覚醒させてやりましょう!
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