こんにちは、ベース講師の和明さん(@KAZUAKI_virgiL)です。
今回のテーマは
「自分の弱点のあぶり出し」についてです。
より効率的、そして効果的な練習のための「弱点あぶり出し」戦略をご紹介します。
予め説明しておきますが、この記事では練習方法の紹介はしません。
「どんな練習をしたらベースが上手くなるの?」という質問には「ベースが上手くなりたいです!という想いに現役ベース講師がお答えします」という記事で回答しているので、合わせて読んで頂けると嬉しいです。
これから紹介するのは「日頃の練習をより有意義なものにするための考え方」です。
「とりあえず教則本に書いてあったことを毎日続けているけど、上手くなっている実感がない」というような方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
ベースが上手くなる「弱点あぶり出し」について
そもそも練習とは
まずは、事前知識から。
BASS NOTEでは常日頃、
「練習とは、今できないことをできるようにすること」ということを念を押して書き続けています。
すでに弾けるお気に入りの曲を弾きまくるのは、ただのストレス発散です!
自分の弱点・できないことが明確に分からなければ、「練習」を行うことすらできません。
なので、まずは自分の弱点を知る必要があるのです。
自分のレベルを具体的に数値化してみよう
上記を踏まえた上で、質問です。
Question
自分がどの程度ベースを弾けるのか、説明できますか?
「METALLICAのbatteryくらいは余裕で弾けます!」
こんな曖昧な回答はNGですよ!
もっと具体的に。
「BPM180でメトロノームを8分裏で鳴らしながら演奏しても絶対に拍を見失わない」自分の限界を、こんな感じに数値化できますか。
「テンポ210の16分で『基礎練習ハノン』を弾いても音が途切れないで安定させられる」
メトロノームを使って、自分自身の
- リズムを完璧に刻める限界のBPM
- フレーズを綺麗に演奏できるBPM
BPMとは楽曲の速度を表す単位で「1分間に拍を何回打つか」で決まります。
BPM=60だと1分間で60回、つまり1秒に1回クリックが鳴る速度になります。
「自分が演奏できる限界のレベル」が分かれば、同時に「自分が演奏できないレベル」が浮き彫りになります。
まずは自分のレベルを知る!
これこそが「弱点あぶり出し」の戦術です。
リズム感の自己診断テスト
リズムに関しては「自己診断テスト」も合わせて参考にしてみてください。
「BPM160で診断テストのレベル5までは弾けます!」という基準を作れると思います!
自分の限界を突破していこう
さて。
自分のできること・できないことが具体的に分かったら、それを一度メモに記録しておきましょう。
スマホのメモ帳でも、紙のノートでも構いません。
日付も合わせて記録しておくと尚良しですね!
あとは、今記録した「自分の限界」を超えていく練習をしていくようにします。
「練習」をするために
「自分のどこを伸ばしたいのか」
「何ができるようになりたいのか」
メモと睨めっこしながら、自分の中でどの部分をどう伸ばしていきたいのかを明確にして練習を始めましょう。
- 速度が追いつかないのなら、BPMを1つずつ上げていく。
- 指が動かないのなら、運指の練習をする。
目標を数値化して、さらに細分化することで、小さい歩幅で確実に成長を積み重ねていくことができます。
「今、どうしてこの練習をしようとしているのか」を、しっかり自分の中で理解してから練習を始めることが大切です!
「目標の細分化」こそが、上達への近道です!
まとめ
「プロ志向のプレイヤー必見!ベーシストのためのPDCAサイクル」という記事で、今回の過程についてのより詳細な手順を紹介しています。
効率的な練習方法についてもっと理解を深めたい方は、合わせて読んでみて下さい!