こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。
Twitterからの相談です。
Question
「練習の目標の立て方についてアドバイスをお願いします」
何事にも「目標を定める」というのは大切です。
やるべきこと・やらなくていいことがそれぞれハッキリするので、時間を効率的に利用することができます。
そして何より、自分の成長を確実に自覚しながら前進できます。
ただ闇雲に練習を続けるのは、非効率的で良くありませんね。
今回の記事では、ベースの練習の目標の定め方についてお話してみたいと思います。
ベースの練習の目標の定め方
僕がオススメする目標の決め方は、ズバリこちら。
ちょっと頑張れば手が届くようなギリギリのポイントに目標を定める。
常に自分に優しく!
これが長続きの秘訣です!
目標の決め方の例
ゴールは細かく設ける
例えば。
新しい曲を練習するなら
「昨日はAメロを覚えたから、今日はBメロを練習してみよう」
ブロックごとに分割して一歩ずつ前に進みましょう。
弾き込んで上手く弾けるようになるのは、更に後の段階です。
長距離マラソンや登山のときに
「まずは○○km地点を目指そう!」
大きな目標を細分化して、細かく目標を決めて挑戦していくのがコツです!
小節単位まで細かく区切って練習を進めるのもオススメです!
もし、可能であれば
- When(いつ)
- Where(どこで)
- Who(誰が)
- What(何を)
- Why(どうして)
- How(どのように)
より正確な目標が立てられると思います!
タスクを書き出してみる
できるようになりたいことが多い場合には、まずはそれを一覧に書き出してみましょう。
紙でもスマホのメモでも、なんでも構いません。
そして、一つずつ確実に消化していきます。
目標を乱立させるのはオススメしません。
あくまでフォーカスはひとつずつ。
腕を広げすぎると、かえって練習が非効率的になってしまいます。
目標は少なく定め、ひとつを達成したらまた次の目標に向かって前進してみましょう。
▶ベースが上手くなりたい!と思っている人が陥りがちな落とし穴について
目標を書き出すときにも、ゴールは細かく設けることを心がけましょう。
最終目標は常に長期目線で
例えば。
「速弾きができるようになりたい!」という方。
1ヶ月後に現状よりもBPM+20で安定していれば十分大きな進歩です。
いきなり自分の限界を超越させないで、1日BPM+5ずつ程度のテンポアップで一歩ずつ前進してみましょう。
長い目で見て達成できるように
目標が現状の自分の腕と離れているほど、練習のやる気は削がれていきます。
「頑張れば達成できそうなところ」から、少しずつ成長していきましょう!
今の自分には到底マネできないような無理難題を課すのも、ドM戦術としては有効なんですけど(笑)
のちに粗になってしまわないように、着実に段階を経て練習することをオススメします!
漠然とした大きな目標
「将来的に、なんとなく格好良く弾けるようになっていればいいな〜」
実はコレもすごく大切で。
この「漠然とした目標」があるからこそ、日頃の練習の方針がブレずに行えます。
「明確な目標なんて立てられない!」
「自分の中に思い描いている未来がある」ということが何よりも大切です。
漠然とした目標を大切にしましょう!
目標から逃げないために
自分の中で立てた目標をTwitterなどで発言して、自らを背水の陣に立たせるのも効果的です。
フォロワーさんの目がある以上
「やっと3連プルを安定してできるようになりました!」
目標を達成し続けられる人は総じて上手くなっていきます。
僕の生徒さんの中でも、その差は如実に現れています。
間違いありません。
大切なのは有言実行!目標を投げ出さないこと!
理想の自分を目指して、脱線しないようにしましょう!
まとめ
- 目標は「ちょっと頑張れば達成できるところ」に定める。
- 目標を立てるときは、ゴールを細分化する。
- 最終目標は長期目線で。
目標を立てることで、その目標を達成するために必要なことを逆算して割り出すことができるようになります。
定めた目標を、ぜひPDCAサイクルの中で生かしてみてください。
▶プロ志向のプレイヤー必見!ベーシストのためのPDCAサイクル
無計画な練習は時間の無駄!
限られた時間を有効活用して、効率的な練習を心がけましょう!
「目標」に関する自身のマインドを磨いてみるのも面白いかもしれません!