【実体験】ほっといたら手術!? ベーシストの腱鞘炎の治し方

こんにちは、ベース講師の和明さん(@KAZUAKI_virgiL)です。

ある日、ゴミ袋を縛ろうとした瞬間に左の手首に激痛が走りました。

「あ、でた。」

もうね、歩くだけで手首が痛いんですよね。
足の振動が手首に伝わってくるんです。

間違いありません。

腱鞘炎です。

それも、かなり重症です。

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発症と治療

人間の身体の不調には、例外無く「早期発見、早期治療」が有効です。

が。
僕の場合「せっかく頂いたご依頼をキャンセルなんて出来ない…!」と、騙し騙し演奏の仕事を続けていたんですね。

その結果、両腕とも腕を切開して手術が必要だと言われてしまう羽目になってしまいました。

発症した左手を庇って生活していたら、なんと両腕とも重度の腱鞘炎になってしまったんですね。

そんな状態から、何とか現場に復帰できる程度まで回復しました。

その間、実に4ヶ月。
今回の記事では、僕が闘病生活で学んだ「ベーシストの視点から見た腱鞘炎の治療」についてお話したいと思っています。

痛みを発症した時の応急処置の方法や、実際に効果を感じた治療法なども書いていきます。

そもそも腱鞘炎とは


※こちらの画像、フリー素材らしいです。

わかりやすく簡単にまとめると「ダメージが蓄積して、関節の曲げ伸ばしを行う筋のバランスがおかしくなってしまう怪我」のことを腱鞘炎と言います。

詳しくはメディカルノートさんのこちらの記事を参考にしてみて下さい。
とっても分かりやすく解説してあります。


※メディカルノートさんの記事

日常生活に支障をきたすレベルでの激痛です。

具体的な治療法

まずは早急に受診しよう

特に手の腱鞘炎は、一度発症してしまうと日に日に悪化し続けます。

我々は日常的に手を使って生活している訳ですから、患部を休められません。
治らなくて当然です。

自分で治そうとしても、もちろん中々治りません。

まずは治療費や手間を惜しまずに、早急に病院にかかりましょう。  

大事なことなので、念を押して言わせて下さい。
「これくらい大丈夫」「医療費勿体無いから…」なんて思わずに、早急に受診するようにしましょう。

放置していても間違いなく悪化していきます。
そして悪化したぶんだけ、治療費がかさむことになります。

専門医さんを探そう

この時、必ず「腱鞘炎に強いお医者さん」がいる病院を探すようにしましょう。

「切開が必要です。早急な手術を強くオススメします」

自宅の近間にある整形外科を受診した際、僕は手術を薦められました。

腱鞘炎の手術って、100%安全ではないんですよ。
腕には無数の神経が走っています。
その神経を傷つけずに腕を切開するのは、難しいことなんだそうです。

仮にも、僕の本業は楽器の先生。
腕を失ったら喰っていけません。

何としても手術は避けたいところ。

そこで僕は、知人の勧めでJRで1時間半かかるところにある病院に通うことにしました。
そちらの病院の先生のお言葉がこちら。

「大丈夫ですよ、焦らないで治していきましょう」

切らなくていい…!

もう、それだけで心から安心しました。

お医者様によって、治療の方法は全然違います。

インターネットでお医者さんの経歴や病院の口コミ見ることができるので、自分にとって最良の選択肢を提示してくれる病院を探してみましょう。


3つの応急処置

1. 冷やす/暖める

人間の痛みにはRICE(ライス)処置が基本です。
学校の保健の授業でも習いますね。

  • =Rest(安静)
  • =Ice(冷却)
  • =Compression(圧迫)
  • =Elevation(挙上)

腱鞘炎の痛みにもこれ等は有効なのですが、Ice(患部の冷却)はタイミングが重要です。

冷やす時
・痛みを感じてから3日間
・急激な痛みを感じた場合
・痛い所が熱を帯びてる場合

暖める時
・それ以外
※血行を促進させて回復を促します

適切なタイミングで冷やすようにしましょう。

2.サポーターを付けておこう

手首への負担を少しでも減らすため、サポーターを付けておきましょう。
これがあるだけで、日常の生活がものすごく楽になります。

オススメは、少し高価だけどしっかり固定できるタイプです。

また、夜寝る時にはサポーターは外すようにしましょう。
血行が悪くなって返って悪化します。

3. スマホは止めよう

現代人の我々には苦行なのですが。
実はスマホの操作は、信じられないような負荷が親指に蓄積する要因につながります。

スマホ社会になる前に生まれた我々の親指は、まだスマホ用に進化しきっていないんですね。

また、腱鞘炎の間は痛い方の手を庇ってもう片方の手を酷使することになります。
その結果、僕は両腕とも腱鞘炎が発症してしまったわけなんですけども。

「痛くないほうの手だから大丈夫」という考えは捨てましょう。
少しでも無事なほうの手の負荷を減らすという意味でも、スマホの使用は極力控えるようにしましょう。


最終的に効果が実感できたのは。

ストレッチ

電気、鍼、低周波、いろんな治療を試してみましたが一番即効性と効果を実感できたのは、なんと家庭でもできるストレッチでした。

とくに、以下の動画で紹介されている2つのストレッチは効果絶大です。
腱鞘炎の痛みにお悩みの皆さん、ぜひ試して下さい。


予防の意味でも有効です。
全国のベーシストの皆さんに試してほしいストレッチです。

休養

「今無理をして、未来の自分を殺さないで」

腱鞘炎の痛みがピークを迎えていた頃、お世話になっている方に言われた言葉です。

仕事は休みましょう。
スマホも禁止。

「痛みが引くまで手を使わない」

これが病院で真っ先に推奨される間違いない治療法です。
正直、これしかないです。

湿布とか鎮痛剤なんて無意味です。
騙し騙し生活できても、腱鞘炎は克服できません。

休養が一番です。
これは間違いありません。


治療中のベースの練習について

本来なら、ベースのことを忘れて治療に専念するのが最も有効なんですけど。

熱心なBASS NOTEの読者諸君にはそれは難しいでしょう(笑)
腱鞘炎の治療中にも行える、ベースの上達方法を紹介したいと思います。

理論書の勉強

手が使えないなら頭を使って理論のお勉強です。

僕は腱鞘炎の間、ジャズ・スタンダード・セオリーを読んでいました。


今まで音楽理論に興味のなかったベーシスト諸君には、こんな本はいかがでしょうか。

左手を使わない練習

ベーシストには両手以外にも鍛えるべきところがあります。
脚です。

こちらの記事を参考に、脚を鍛えてみるのも良いでしょう。
……脚踏むだけで手首が痛いはずだからオススメはしません(笑)

やるならソフトにね!優しくね!

何はともあれ

無理してもろくな事ないです。

腱鞘炎になったら、まずは楽器の演奏を中断しましょう。
今後の自分の演奏活動のために。自分の未来のために。

腱鞘炎は治らない病気ではありません。
無理をしなければ。

病院で診てもらうこと。
安静にすること。
焦らないこと。

早めの行動が早めの完治につながります。
お大事にして下さい。


最後に「どうしても病院に行きたくない」という人にはこちらの本を。

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