こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。
Twitterからの質問です。
Question
「G&L製の楽器はネックが弱いと聞きました。本当ですか?」
あちらこちらで見かける「G&Lのベース、ネックが弱い説」。
最高峰の性能を誇るL-2000ですが、
「ネックがぐにゃぐにゃ曲がるよ!」
なんて話を聞いたら、お迎えをためらってしまいますよね。
筆者の愛妻はG&L USA L-2000のカスタムオーダーメイドモデルです。
L-2000はもはや僕の身体の一部!。
このBASS NOTEも「【G&L】究極のエレキベースG&L L-2000の魅力を徹底解説します!」という記事で一躍有名になりました。
そんな、自称G&Lの第一人者の僕がお答えしましょう!
今回の記事では、G&Lのベースのネックについてお話してみたいと思います。
G&Lのベースのネックは弱い?
まずは結論から。
過去7年の間にUSAを2本・Japan Premiumを1本、合計3本のG&L製のベースを所有してきましたが、ネックが弱いという印象は全くありません。
- ネック一体型のメイプル指板のモデル
- メイプルのネックにエボニー指板のモデル
- メイプルのネックにローズウッド指板のモデル
僕が使用しているL-2000のネックは、いずれも問題なく安定しています。
お世話になっている調整士さんにも「全然反らないねー」と言われるほど安定しています!
G&Lのネックは個体差が激しい?
ネットに書き込まれている話だと
製造された年代や個体差によって、その安定性は左右されるというのが定説です。
ですが。
僕自身が今のところ百発百中でアタリ個体を引いている上に、
他のG&L L-2000 Japan Premiumを所持しているプレイヤーの方も「ネックが弱いという印象はないよ!」ということなので。
僕の中では「G&Lのネックってそんなに弱いかなぁ。全然安定していると思うんだけどなぁ。」という感想が揺らぎません。
普通に管理している分には、全く問題ないと思います。
参考までに。
僕の所持している個体は、1991年以降に製造されたモデルです。最新のものでは、2011年製のモデルです。
また、僕は一般的に「テンションが強い」とされるフラットワウンド弦を愛用していますが、ネックのコンディションは安定しています。
▶︎【D’Addario ECB80】ダダリオ製フラットワウンド弦のレビュー
まとめ
G&L製のベースのネックは、言うほど弱くない!
もちろん、保管環境や弦のゲージ、個体差にも左右されると思います。
ただ「そこまで神経質に悩む必要は無いんじゃないかな」という印象です。
▶【楽器の話】まだ良いベースと悪いベースの違いについて知らないの?
補足になりますがG&L Tribute(インドネシア製)に関しては、正直アタリ個体を引きにくいイメージはあります。
生徒さんのG&L Tribute L-2000を調整した際に、とにかくメンテナンスしにくくて。
あ…、楽器自体が歪んでる……。
なんて思った経験があります。
【調整】ベースのオクターブチューニングの合わせ方を徹底解説!
Tributeの個体を、そこまで数多く見てきたワケではないのでテキトーなことは言えないんですけど。
参考までに。
USA、Japan Premiumのモデルは、どちらもコンディションの安定した素晴らしいベースです!!