【調整】ベースのネックの反りの確認と調整方法を詳しく解説します

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こんにちは、ベース講師の和明さん(@KAZUAKI_virgiL)です。

レッスン中に、生徒さんからこんな声が。

「なんか音がビビる個所があるんですけど!」

少し弾かせてもらうと、ピンポイントでG弦10フレット付近の音にビビりが発生していました。

これは…反ってますねぇ。
ネックが反っている可能性が大な状態でした。

よろしい、直しましょう。

今回の記事では、ネックの反りの調整方法についてお話してみたいと思います。

【目次】

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ベースのネックの反りの確認方法

ネックの状態をチェック

まずはネックの状態のチェックからです。
チューニングを終わらせた状態で1フレットと最終フレットを同時に押えて、12フレットの隙間を確認します。

各自の好みはあると思いますが、概ね0.7mm前後が最適な間隔です。

それよりも広くなっていたら順反り。
狭くなっていたら逆反り。

ということになります。  

順反り

順反りの例

弦の張力により、ネックが反ってしまっている状態です。
弦高が高く感じたり、ハイポジションにピンポイントでビビりが発生したりします。

ベースはレギュラーチューニングの状態でも、弦の張力からネックに大きな負荷がかかる楽器です。
故に、嫌でも順反り方向にネックが反ってしまうのは「当たり前」な現象なんですね。

「あぁああ、反ってしまったぁ!!」

なんて重くとらえる必要は全くなく「また反っちゃったかぁ」ぐらいに考えて良いと思います(笑)

逆反り

逆反りの例

部屋の湿気や、木材そのもののクセによって通常とは逆側に反ってしまう現象です。
ローポジションや、12フレット前後にビビりが発生します。

個体によって、普通に弦を張っていても勝手にどんどん逆反りになるモノもあったりします。

なので、こちらも神経質に「湿度が高すぎたかなぁ…」なんて気にする必要はありません。

今回の例

どうやら、今回の獲物は12フレットと弦の感覚が狭くなっているので逆反りの状態みたいです。

10フレット付近で音のビビりが発生していたので、大方予想通りです。

ベースのネックの反りの調整方法

ネックの状態が確認できたので、反りを直す作業に入りましょう。

まずは各弦を緩めます。

本当なら弦を全て外してから作業するんでしょうけど…。
僕はすぐに調整具合を確認できるように、弦はダルダルの状態で脇に寄せて作業を行なっています。

ベースのトラスロッドの穴

大半のベースは、ヘッド側にトラスロッドの穴が用意されていると思います。

ここに、六角レンチを差し込みます。
穴を傷めないように、必ず自分のベースに合うサイズのレンチを使用しましょう。

順反りの時は時計回り、逆反りの時は反時計回り

順反りの場合はロットを時計回りに締めます。
逆反りの場合はロットを反時計回りに緩めます。

※注意
くれぐれも回しすぎないように注意しましょう。

失敗するとネックがねじれたり、最悪トラスロッドが壊れたりする繊細な作業です。
本来ならばネックの調整はリペアマンが行う職人芸です。
自分で調整する際は、あくまで自己責任になります。

無理は絶対に禁物。
不安な場合は速やかに楽器屋さんやリペア工房に相談するようにしましょう。

ネックの反りの調整結果

調整後のネック

じゃじゃん。
トラスロッドを少し緩めて、無事に音のビビりがなくなりました!

調整前と調整後の比較

本当に微々たる差なんですけど。
ネックを順反りさせて、12フレットの隙間を広げました。

この0.xミリの差が楽器のコンディションを大きく左右します。


まとめ

ネックの反りを調整した後は、必ずオクターブチューニングを確認するようにしましょう。
楽器に対するテンションのかかり方が変わっているので、ピッチが不安定になっている可能性があります。
▶︎ベースのオクターブチューニングの調整方法

また、繰り返しになりますがネックの調整は経験と知識、覚悟が必要な精密な作業です。
自身のない方は、必ず楽器屋さんやリペア工房に持ち込んで相談するようにしましょう。

楽器に違和感を感じたら、まずは原因究明!
そして調整!

自分の大切な楽器、常に最高の状態で保っておきたいですね。

【特集】メンテナンス

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