こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。
先日、Twitterのほうでこんなアンケートを実施してみました。
「楽曲のコピーするときって、皆さんはどの程度コピーしてますか?」
楽曲をコピーする際の精度に関するアンケートです。
1.「1音も妥協せず完コピ」みなさんはどっち派でしょう。
2.「大まかな雰囲気をコピー」
アンケート結果
さっそく、皆さんの回答を見てみましょう。
どどん!
アンケートにご協力下さった皆さん、ありがとうございました!
圧倒的に「大まかな雰囲気をコピー」派の投票が多い結果になりました。
楽曲のコピーの妥協ライン
この記事の著者はお仕事として音楽を取り扱ってる以上、100%の精度でのコピーを求められる場面も多々あります。
譜起こしの依頼とか、耳コピ代行の依頼とか。
その依頼は様々です。
でも、そうじゃないのなら。
そう、お仕事じゃないのなら!
楽曲のコピーなんて《自分が気持ち良く演奏できる程度》で良いんです!
現にみんなテキトーに弾いてるんです笑
アンケートの結果が、その証拠です!
コード進行さえ合っていればどんな風に弾いてもいいんです。
いや、もうコードすら無視しちゃっていいんじゃないですか。代理コードとか使ってさ。
ずーーーっとルートの単音弾きに飽きたなら、思い切り指板を上下してあげればいいじゃないですか。
そういうオリジナルの部分に自分の特色や技量が出てくるんです。
原曲レイプの何がいけないことなのか説明できますか。
「原曲通りじゃない」ことを大切にしてみましょう。
好きにやっちまえよ!
楽曲のコピーで捉えるべき2つのポイント
最低限、その曲の雰囲気を殺さずにコピーしたい場合に気にするべき重要なポイントです。
面倒臭がり屋な僕が普段気にしている「とりあえずココだけ気をつけて音を拾っとけば、後は何とかなるやろ!」という、項目を2つ紹介してみたいと思います。
1.リズムパターン
「基本は8ビートのリズムで」とか。「Bメロはシンコペーションしてる」とか。
符割は楽曲の持ち味を引き出すための大切な要素です。
全く違う音程を演奏していても休符の位置だけあっていれば、それっぽく聞こえるものなんです。
リズムパターンというのは、それくらい楽曲の雰囲気に関わってきます。
かと言って、そんな気合い入れて厳密に符割をコピーする必要もなく。
なんとなく「ドゥッドゥーwww」ぐらいの気持ちでリズムを気にしてみましょう。
大雑把に楽曲を捉えるというのも大切なスキルです。
例えばジャズ風な楽曲なら
「とりあえず歩いて(ウォーキングベースして)おこうか」ぐらいの気持ちで十分だと思います。
2.キメ
「大サビ前にブレイクする」とか。「サビ終わりのフレーズは他の楽器とユニゾン」とか。
曲の中のいわゆる「美味しいポイント」を逃さないようにしてみましょう。
スタジオでセッションでも、家でオケと合わせるときでも、大切な場所で一人だけ違うことやってたら浮いちゃうじゃないですか。
「あっ…」て空気になっちゃいます。大変です。
なので、自分の身を守るためにもそういう目立つところ・大事なところだけは覚えておくようにしましょう。
正直もぅ、これだけできたら。
後は好きにやっていいんじゃない?
オススメの耳コピアプリ
耳コピの話をするなら、このアプリを名前を出さないわけにはいかないでしょう。
ハヤえもんは山内良太さん(@ryota_yama)によって開発された、耳コピ界において間違いなく最強の音楽再生プレイヤーです。
再生速度や音程の変更はもちろん、ABループ機能や31バンドのEQ、更にはボーカルキャンセルまで完備したまさに伝説の音楽プレイヤー。
うめぼしさん(@UmeboshiKantaro)が描いた可愛いアイコンも必見です!
僕も公開当初の2005年からずっと愛用させて頂いています。
その昔、まだ僕がWindowsマシンをぽちぽちしていた小学生の頃。
当時大人気だった番組トリビアの泉で「一青窈さんの”もらい泣き”をピッチ変更すると平井堅さんが歌っているように聞こえる!」という93へぇを叩き出した素晴らしいネタが放送されたことがありまして笑
それを実践してみたくてたどり着いたのが、ハヤえもんでした。
そう考えるともの凄い歴史のあるソフトですよね…!
タブレットが普及した現代でも、もちろん仕事用のiPadにハヤえもんを搭載させて頂いています。
間違いなく皆さんの耳コピライフを豊かにしてくれる素晴らしいアプリです!
ハヤえもん開発者の山内良太さんの本も絶賛発売中です!
まとめ
楽曲のコピーは、自分の技術向上のための財産製造行動です。
臆せず、適度に面倒臭がりながら、
好きなようにアレンジを加えつつ楽しんでやってみましょう笑
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