こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。
問い合わせフォームからの質問です。
Question
「とっても見た目の気に入ったベースがあるのですが、音があまり好みではありませんでした。見た目と音、どちらを重視すべきなんでしょうか」
見た目はパーフェクトなのに、音が気に入らない…。
こういう状況って凄く多いんですよね。
例えば。
こんなに綺麗なシェイプで!
こんなに美しい木目で!!
ノブがいっぱいで格好良いのに!!
どうして電池駆動なんや!!
ワイはバッテリー管理の必要なベースは嫌いなんや!!
……っていうパターン、ありますよね。
アクティブベースの扱いが苦手な方って多いんですよネ。
こういう時は、
- 音
- 見た目
今回の記事では、そのあたりのお話をしてみたいなと思います。
ベースの選び方は見た目重視?音重視?
ベースは見た目で選べ!
僕は、見た目で選ぶことを推します。
もうね、即答しますよ!
「ジャズベとプレベの違いは?」とか「指板の木材による音の違いは?」とか、そんな難しいコトは気にしないで。
自分が「かっこいい!」「かわいい!」と思ったモデルで良いじゃないですか!
「音楽やるんだから音にこだわれよ!」
「ベースはアクセサリーじゃねぇんだよ!!」
こんな言葉が聞こえてきそうなところですけど。
僕は自信を持ってこう答えます。
「うっせぇ!!!」
音楽なんて正解のない世界なんだから、人それぞれのビルドがあって良いと思うんです。
「求めているサウンドと楽器の出音が180度違う…」みたいな状況でもない限り、僕は見た目で選ぶことを推奨しています。
理由は下の項目で説明しています!
ベースを見た目で選ぶ理由
「見た目に愛着が湧かないようなベースで、練習が長続きしますか?」
……好きになれないベースに触るなんて嫌ですよね。
身の回りの服やバッグだって、いくら機能性が良くても見た目が気に入らないと定着しませんよね。
何より、ここで妥協してしまうと
「……あのベースのほうが格好良かったなぁ」というシコリが心に残り続けてしまうでしょう。
それはよろしくない…!
1度好きになってしまったモノを諦めるのは、なかなか難しいことです。
後悔の残らない選択をするためにも「そのベースの好きになったところ」を大切にしてあげると良いんじゃないかなと思います。
「自分の心を騙しながら、好きでもないベースを使い続ける」
そんなの、全然楽しくありませんよね!
サウンドの改良に関して
正直な話、サウンドはある程度ならなんとでもなるんです。
ペダルひとつあれば、フレットレスベースの雰囲気さえ再現できちゃうような時代ですからね!
▶︎【デフレッター】フレットレスの音を再現するエフェクターを試してみた
多彩な音作りができるのが、エレキベースの強みです!
もちろん、高級木材による楽器本来の音鳴りや立ち上がりなど、どう足掻いても改良できないポイントもあるんですけど。
アンプやエフェクターを変えてみたり、ピックアップを載せ換えたり。
電気的な信号なら、いくらでも加工することができます。
もちろん、アクティブベースをパッシブ化することも可能です。
「見た目は最高なんだけど、なんか欲しいサウンドと違うなぁ…」という場合には、ぜひエフェクターの使用を前提とした音を脳内に描いてみてください!
弾き方次第でも、暴れ馬なベースも大人くし制御できたりします(笑)
まとめ
愛機には妥協しない!
音楽やる人が、音を追求しなきゃいけない理由ってなんでしょう?
何か、譲れない理由がありますか?
ないですよね。
裸一貫の出音を追求するもよし。
最高の見た目を追求するもよし。
ベースの選び方に正解はありません。
大切なのは、後悔のない選択をすること!
絶対に妥協のない、自分が心から納得できる一本をお迎えするようにしましょう!