こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。
自分でできるメンテナンスシリーズ、今回はベースの弦高(げんこう)の調整です。
弦高の高さは演奏のし易さや、出音に直結します。
ベースの弦高は、ブリッジのサドル部分を調整してあげるだけで簡単に変更することができます。
壊れる危険もないので、安心して調整してみてください!
今回の記事では、平均的なベースの弦高などのお話も含めて弦高の調整方法について解説していきます。
ベースの弦高の調整方法
1.ネックの反り具合を確認する
まずはチューニングをして、ネックのコンディションを必ず確認してください。
ネックが反っていると、正しい弦高の調整が行えません。
歪んでいるものを基準に、細かいものを調整なんてできるはずがないですよね!
ネックが正常であることが確認できたら、調整に進みます。
もしもネックが反ってしまっていたら、この機会に合わせてメンテナンスしておきましょう。
▶︎【調整】ベースのネックの反りの確認と調整の方法
2.ブリッジのサドルで弦高を調整する
弦高の調整穴は画像の通り。
弦の座面の両側です。
ベースの弦高は六角レンチを使って調整します。
ベースのメーカーごとに規格が異なるので、必ず自分のベースに合った六角レンチを利用しましょう。
こんな感じのメンテナンスツールをひとつ持っておくと、大体のベースには対応できると思います。
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基本的には
- 時計回りに回すと弦高が上がります。
- 反時計回りに回すと弦高が下がります。
片側だけが上がった状態になると、サスティンやチューニングに悪影響を及ぼしてしまいます。
弦の両側の穴を調整して、サドルの高さが必ず平行になるように調整しましょう。
一般的なベースの弦高は
弦高の高さは12フレットの先端から弦までの幅を測ります。
弦高の標準的な高さは4弦側が2.5mm、1弦側が2mmと言われています。
僕は高めの弦高が好みなので、4弦側で3mm、1弦側で2.5mm前後に調整しています。
まとめ
弦高が高いと弾きにくいけど倍音の強いコシのあるサウンドに。 弦高が低いと弾きやすいけどビビりやフレットノイズの原因に。弦高の高さに正解はないので、自分のプレイスタイルに合った理想の弦高を見つけてください!
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