こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。
Twitterからの質問です。
Question
「”音楽でプロになりたかったら借金してでも自分を追い込みなさい”と言われました。本当でしょうか?」
お笑い業界なんかでも『売れるためにはまず借金を作って覚悟を決めなさい』なんて教えがあるそうです。
借金返済のために必死になるという、背水の陣の根性論ですね。
プロになるためには借金。
果たして本当に効果があるのでしょうか。
今回の記事では、ミュージシャンの覚悟と借金についてお話してみたいと思います。
プロになりたいなら借金は厳禁!
結論から書くと、
やめておきなさい!!
というのが僕からの回答です。
極力リスクは抱えないのが吉
音楽界隈は、ただでさえ収入に波のある不安定な世界です。自分から進んでリスクを抱えるというのは賢明ではありません。
バンド活動なんかをしていると、自分以外の外的要因のせいで音楽活動ができなくなる場合があります。
ソロで活動するにしても、急な機材の故障など予期せぬ出費がかさむこともあるでしょう。
借金を抱えた状態で、上のような状況に陥ってしまったらどうしますか。
リスクだらけの世界で戦っていくつもりなのであれば、せめて身の回りだけでも安定した状態を保っておいたほうが確実に安心です。
余計な悩みなく活動できるなど、精神衛生面でも良いことづくしですね。
演奏屋の借金はデメリットだらけ
プロの演奏屋や僕のような楽器の先生になった場合には、基本的には個人事業主として活動することになります。
例えば、個人事業主だとただでさえ審査が厳しくなるカード発行の申請。
借金なんて抱えていたら、ますます発行しにくくなることでしょう。
急な出費のときのキャッシングやローンなんかもそうですね。
借金がある状態だと、審査が通らなかったり不利な制約がついたり。
例えば、個人事業主が避けては通れない確定申告。
普通に作業してもめちゃくちゃ面倒くさいのに、ローンや借金の処理が加わったらますます混乱してきますよね。
ミュージシャンにとっての借金は、リスクの他にも余計な手間や不利が増えるなどデメリットだらけです。
上手なリスクヘッジが大切
本気で音楽と向き合うつもりならば、可能な限り身の回りをリスクを抱えないようにすることが大切になるでしょう。
音楽活動は出費との戦いなので上手な金策も必要になります。
「貧乏バンドマンの金欠問題を解決する3つの稼ぎ方」の記事でも触れましたが、借金の無いうちに還元率の高いクレジットカードを1枚作っておくと、その後の買い物がお安くなったり。
自分の負担になる要素を1つでも減らしていけるように心がけましょう。
まとめ
- ミュージシャンは借金は厳禁。
- 可能な限りリスクヘッジを。
大切なのは上記の2つ。
とくにリスクヘッジというのは、音楽活動の効率に直結するので、非常に大切になってきます。
覚悟なんかよりも、現実の確実性を重視してください。
上手に危険を回避しながら、充実した音楽ライフを送りましょう。