
こんにちは、ベース講師の和明さん(@KAZUAKI_virgiL)です。
今回はTwitterからの相談です。
「周りの人の演奏がうま過ぎて劣等感を感じてしまいます」
「自分だけが下手くそな気がして嫌になってしまいます」
僕もそうです(笑)
これはねー、極論を言うならば気にしないのが一番です。
我々日本人の特性上「他人を気にしない」っていうのは、かなり難しいことだとは思うんですけど(笑)
そもそも、自分の技術を相対的に自分で評価する必要性ってあると思いますか。
今回の記事では、その辺のお話をしていきたいと思います。
本題の前に「ウサギとカメのお話」
「ウサギとカメ」
というお話がありますよね。
ウサギさんとカメさんが山のふもとを目指してかけっこをするお話です。
どうしてウサギさんは負けてしまったのでしょう。
サボったから?
舐めプしたから?
いいえ。
答えはカメさんはゴールを見て走り、ウサギさんはカメさんを見て走ったからです。
……という素敵なお話がありまして。
楽器の演奏も同じで、周りのプレイヤーのことを意識しすぎていると必ずつまづいてしまいます。
大切なのは、自分がどうなりたいかを見据えること。
今回の記事で僕が言いたいのはこんな感じの内容になります。
周りの人が上手すぎる理由

例えばTwitterのタイムライン。
自分じゃ到底真似できないような超絶テクの演奏動画が次々流れてきたり。
自分と仲の良い人が、他の人たちにちやほやされてるのが見えちゃったり。
そんな景色を見ていると
自分だけ評価されない。自分は下手なんだ。
なんて思ってしまいますよね。
でも、ちょっと待ってください。
我々の感覚が麻痺しているだけで、実はコレはとっても異常な光景なんです。
そんな環境に慣れてしまっている自分たちの異常さに、まずは気付いてみましょう。
次の項目で、その内容について解説します。
異様な光景の構築
まず前提として、
自分で必要な情報を拾いにいかなきゃいけない
というのがインターネットの基本であります。
つまり、情報の拾い方が下手だと「上手い人」「できる人」のツイートだけが回ってきてしまうような環境が構築されてしまうんですね。
さらに説明を加えると。
- 自分の演奏に自信のないプレイヤー
- 自分の演奏を見せる相手がいないプレイヤー
こういう人たちは、そもそも動画を投稿したり進んで誰かにメッセージを送ったりしません。
これを言い換えると、必然的に上手い人や、人脈のある人の行動が目につきやすい環境が出来上がってしまうということになります。
ネット社会というのは、演奏がヘタな人の情報を探すほうが難しい世界なんです。
以上のような原因から、「周りは上手い人だらけの世界」に見えてしまうんですね。
演奏の上手さはあんまり関係ない

まず第一に。
自分の技量というのは、自分で評価するものではありません。
「自称上手い人」なんて、そんなの格好悪いじゃないですか。
なので、あんまり過敏に周りを気にする必要はないんじゃないかなって思います。
他人と自分を比べるくらいなら、過去の自分と今の自分を比べてみるほうがよっぽど有意義だと思いませんか。
筆者の僕自身も、こんな偉そうにベースの解説ブログなんて書いてますけど。
実際のところ、決して演奏が上手いわけではないです。
たまたまご縁があってお仕事を頂けるようになっただけで、演奏技術は素人に毛が生えた程度です。
「現役ベース講師が語るレッスン教室の正しい選び方!良い先生と悪い先生の違いとは?」という記事に載せているのですが、僕の生徒さんの中で「上手いから和明さんのレッスンを受けることにしました」という子はなんとゼロでした(白目)。
でも、こうして皆さんが僕のブログを見てくれている以上、少なからず需要が発生しているのが現実です。
レッスンの依頼も、演奏のオファーもきます。
音楽の世界って上手い下手じゃないんですよね。
個性は力になるんです。
「上手いね」より「良いね」と言われるプレイヤーになることに価値があります。
なので、周りがどんなに上手かろうが気にしない。
嫉妬している暇があったら練習しましょう!