こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。
生徒さんからの質問です。
Question
「アドリブの時、なんか素人臭くなっちゃうんですけど…」
アドリブの時のニュアンスについてですね。
いまいちアドリブらしい味が出ないのには、原因があります。
そして、もちろん解決策もあります。
僕が現場に出始めた頃に熟年のおっさんプレイヤー達から教えて頂いた、素敵な練習方法があるんです!
今回の記事では、素人臭いアドリブから抜け出す方法についてお話してみたいと思います。
ベースでアドリブが上手く弾けない原因
我々ベーシストに根付いた「絶対ルート思考」こそが、アドリブをうまく回せない原因の一つです。
おそらくベースを弾き始めた頃に
ベースはルートを担う楽器という意識を強く植えつけられてしまったことが、アドリブの際の障害になっている可能性が高いです。
アドリブに味が出ない原因は、理論的なものや経験なもの、その他にも様々なものがあげられます。
が、まずは「絶対ルート思考」を克服しないことには前には進めません。
ルート封印修行
そこでオススメなのがルート封印練習です。
最終的には「ルートからフレーズを弾き始めてしまうクセを克服する」のが目的ですが、まずはそのためにはルート以外の音が見えるようになる必要があります。
その第一歩として、強制的にルート使用禁止の縛りを儲けてみましょう。
絶対ルート思考を改善する練習
3度縛り
例えば、このような枯葉進行のフレーズ。
「ハイ、じゃあソロを取りなさい!」と言われた時になんかアドリブに味が出ない…と悩んでいる方は、この辺のルート(1度)から弾きがちだと思うんです。
それを、
コードに合わせた3度スタートに変えてみましょう。
ルートを指定されたら、同時に3度音程の位置が頭の中に自動的に浮かび上がるまで弾き込みます。
これが指板の視野を広げるための第一歩になります。
慣れてきたら
5度縛り、7度縛りなど、少しずつルートと同時に見える音の範囲を広げていきましょう。
演奏するフレーズは、はじめはコードトーンやスケールを上下するだけの簡単なものでも構いません。
この練習が難しいなと感じる方は、「理論派ベーシスト育成計画」をLv.1の記事から読んでいただくと必ず理解できるようになると思います。
▶︎【特集】理論派ベーシスト育成計画
大切なのは、意識して指板を把握することができるようになることです。
まずはコードに対して3度スタートでフレーズを演奏できるように鍛えてみましょう!