ウォーキングベースでルート以外に着地する3つのパターン

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こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。
Twitterのほうから質問を頂きました。

Question

「ウォーキングベースってルート以外から弾き始めてもいいんですか」
もちろんです!
これはベーシストの性だと思うんですけど。
「1拍目はルート!」「頭はルート!」
という固定概念に縛られている人が本当に多いんです。
この「頭はルート」という法則がウォーキングベースの基本であり、最も安定する形なので主流になるのは当然です。
が。
それが100%の絶対的ルールではないということを頭に入れておくだけでも、ウォーキングベースの幅が大きく広がります。
今回の記事では、このルールを無視しても実は大丈夫なんだよ、ということを実感して頂こうと思います。

「頭はルート」という概念を捨てる。

「1拍目にルートに着地しなくてもいい」

とはいえ、慣れないうちはどの音価をどのタイミングでも使っていいと言うワケでもありません。
今回は、ある程度汎用性の高いパターンを3つ紹介したいと思います。

はじめに

今回は動きの分かりやすいI-VI-II-Vの進行を題材にしたいと思います。

Key=Cで実音表記すると、こんなコード進行になります。  

3度解決

3度の音程はメジャーとマイナーを決める要因になる音なので《コード感》が強く出る音程になります。
最も綺麗に着地できる音価の1つかなと思います。
2周目のC△7に3度の音程から着地してみました。
違和感なく自然に聴けますよね。

5度解決

5度の音程はコードの邪魔にならない差し支えない音なので、自然に着地することができる音になります。
安定感がある代わりに、コードを感じさせにくいふわふわした印象になると思います。
2周目のC△7に5度の音程から着地しています。
自然に過ぎ去っていく感じですね。

7度着地

7度の音程はおしゃんてぃな上にコード感を出せる音で、《ジャズ感》を醸し出せる音です。
ただ、比較的主張の強い音価になるので7度着地の多用は避けたいところ。
2周目のC△7に7度の音程から入っています。
オシャレでなんちゃってジャズなサウンドですよね。

まとめ

ルート以外に着地するウォーキングベース。
いずれもすんなり聞き流せたのではないでしょうか。
ルート以外での着地を考える時は、まずはコードトーンの中で着地先を決めるところから考えてみましょう。
きっと新しいアプローチを習得できるはずです!
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