こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。
Twitterからの質問です。
Question
「エレキベースはアパートで練習しても騒音問題とか大丈夫ですか?苦情が来たりしませんか?」
Answer
長年賃貸暮らしをしていますが、何か言われたことは一度もありませんよ!
きちんと自宅練習環境を整えて、どんどん練習しましょう!
きちんと自宅練習環境を整えて、どんどん練習しましょう!
賃貸物件での楽器の練習。
とくに一人暮らしをしている学生さんなんかは、騒音の苦情について気になるところだと思います。
今回の記事では、賃貸アパートでの練習についてお話してみたいと思います。
賃貸でのベースの練習と騒音の苦情
まずは結論から。
今までにベースの音に関して苦情を言われたことは一度もありません。
特別「楽器可!」という物件を選んでいるわけではありませんが、今のところはまだ大丈夫です。
賃貸でベースを弾いても苦情はこない
音楽の専門学校のために都会に出てきて以来、僕はずっと賃貸(アパート)暮らしです。
比較的静かな部屋から隣人の咳払いが聞こえてくるような部屋まで、色々経験してきました。
楽器を弾くために一人暮らしを始めたので、当然学生時代は毎日朝から晩まで練習の日々でです。
そんな環境でしたが、騒音問題でなにかを言われたことはありませんでした。
今でこそ基本的にはヘッドホンを使っていますが、モニタリング機材が揃っていない貧乏時代には平気でアンプから音を出していました。
それでも苦情どころか壁ドンも未経験です。
え、さすがにアンプはやばいんじゃないんですか…?
もちろん、常識の範囲内の音量で鳴らしてましたよ!
ということで
「そんなに神経質にならなくても、意外と大丈夫」というのが僕の経験からの答えです。
ただ、
ちょっと待った!
苦情は受けたコト無いんですけども。
「ベースの練習は騒音の面では非常に危険」ということを、知識として知っておいていただきたいんです。
その辺りの雑学を少し書いてみますね。
ベースは生音でも騒音になる可能性がある
生(アコースティック)楽器に比べると、エレキベースの生音なんてたかが知れていますよね。
普段の自分の話し声よりも小さいくらいだと思います。
しかし。
弦楽器は空気を振動させる力が強いので、実は自分で聴こえているよりも遥かに隣の部屋に響いている可能性があります。
特にベースが担う低音域の音には指向性がないので、空気の振動は障害物をすり抜けて部屋全体に伝わります。
重低音をブンブン漏らしながら走っている車を、一度は見たことがあると思います。
まさにあの現象です。
瞬間的なアタック音なども空気を大きく振動させる要因になるので、力加減をコントロールできないうちは深夜に下品なスラップの練習なんて御法度です。
苦情をもらわなくても「低音には壁を貫通しやすい性質がある」ということを覚えておきましょう!
地域や環境によりけり
例えば。今の僕の部屋は角部屋です。
- 隣はずっと空き部屋。
- 下の階は駐車場。
- 上の階は夜遅くまで帰ってこない人。
そこそこ恵まれた環境なので、自分が気持ちよくなれるような音量を出していても文句を言われたことはありません。
周りが常にうるさい繁華街の街中に住んでいるとか。
上下左右にファミリーが住んでいるとか。
自分が住んでいる環境によって、音を出せる時間や音量は変わってくるでしょう。
正しい判断で、周囲に迷惑をかけない練習を心掛けたいですね!
「周囲から苦情が入る前に練習を切り上げる!」
BASS NOTEでは短時間で集中して行える効率の良い練習方法なんかも紹介しているので、お時間があれば合わせて読んでみてください!
BASS NOTEでは短時間で集中して行える効率の良い練習方法なんかも紹介しているので、お時間があれば合わせて読んでみてください!
アパートでベース練習するときの騒音対策
基本的に、エレキベースをお家で弾くときにはヘッドホンを使って練習する方がほとんどだと思います。
ということで、ベースの苦情に繋がるとしたら楽器の生音のほうです。
一番簡単で効果がある生音の音漏れ対策は、壁から離れること。
壁際によせられたベッドの上など、お隣の部屋と近い所で弾くのは避けましょう。
そこを気にするだけで、生音に関する騒音問題はかなり軽減します。
可能なら、こんな感じの吸音材を壁などに貼るのも効果的です。
ただ、これはあくまで吸音材。
防音材ではないので、爆音を軽減させられるわけではありません。
低音による空気の振動を軽減させるものです。
卵のパックなんかでも効果があるので、練習スペースの廻りに並べてみるのも良いかもしれません。
アンプからの出音よりも、生音の大きさや空気の振動を気にしてあげましょう!
アンプからの出力に関して
アンプで音を出して練習したいときには、時間と音量を考慮するようにしましょう。
時間に関しては「21:00を過ぎたら練習はおしまい!」みたいな常識の範囲内のマイルールを作り、絶対に破らないようにします。
音量に関しては、日中であっても可能な限り抑えるようにしたほうが安全ですね。
時間も音量も「このくらいなら大丈夫でしょ!」という甘えた妥協は命取りになります。
可能であれば、ヘッドホンによる練習をオススメします。
出力の小さめな家庭用の小型アンプを選ぶのも大切ですね!
安くて便利なamPlug 2
「お金をかけないで音を出さない練習環境をそろえたい!」という方には、楽器に直刺ししてイヤホンで練習ができるVOXのamPlug2 Bassというヘッドホンアンプをオススメしています。
本体にアンプモデリング回路を搭載していて、真空管アンプのサウンドを再現できる優れもの。
Pops、Rock、Shuffleなど全部9種類のドラムパターンが流せたり、スマホからオケを一緒に流せるAUX INがついていたり。
まさにベースの自宅練習用として至れり尽くせり!
お値段もお手ごろ、小型で場所も取らないのでとっても便利です!
私もずっとコレ使って練習してました!
【人気記事】プロベーシストのアンプ自宅事情について
「自宅にベースアンプなんて本当に必要?」ということについて語っています!
僕もヘッドホンを使った自宅練習環境を極めて、今は実機のアンプなしで練習しています!