こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。
Twitterからの相談です。
Question
「バンドでプロを目指したいと思っているのですが、学校の友達にバカにされます。親にも反対されます。難しいのは分かっていますがとても悔しいです。」
なるほど。
僕も経験があるので、この感覚はすごく分かります。
とくに学生時代の僕はそれはそれは地味な学生だったので、楽器を持っているだけで指をさして笑われました。
ですが。
仕事として音楽と携わるようになった今では、そんなものは痛くも痒くもない思い出です。
周囲の反応に悩んでいる皆さんにも、いつか周りを見返せる日がくるでしょう!
今回の記事は、周りにバカにされて悔しい想いをしている方への激励記事です。
現実: プロを目指すのは大変
お察しの通り、楽器一本で生活していくのは茨の道です。並大抵の努力や運では、太刀打ちできないような世界です。
筆者も今でこそ楽器の先生として仕事をしていますが、まともに生活ができるようになるまでは泥水をすするような経験もたくさんしてきました。
周りの戯言に屈するつもりは到底ありませんが、
「まぁバカにされたり反対されるのも当然だよネ」という認識は持っておくべきでしょう。
逆転するまで継続できれば勝ち
とはいえ、決して不可能な道ではありません。
冒頭でも書いた通り、僕もたくさんバカにされてきました。
ですが、今現在ではどうでしょう。
僕は音楽を仕事にして生きています。
生徒さんや読者の方に囲まれて、毎日幸せに充実した生活を送っています。
かたや批判していた周りの人たちは、疲れ切った顔で朝から晩まで働いています。
きちんと戦略を立てて攻略していけば、音楽は比較的仕事にしやすいジャンルです。
需要の窓口やニーズが広いうえに、どの世代にも音楽を求めている層が必ずいるからです。
頭ごなしに周りの人にバカにされて悩んでいる方には、
行動を起こさない人たちの言うことなんて、気にしなくていいよ!ということを、まずは声を大にしてお伝えしたいですね。
「挑戦したこともないのに批判ばっかりのヤツ」なんて、格好悪いじゃないですか。
継続は力なり。
周りには言わせておけば良いんです!
続けていれば必ず突破口が見えてきます!
だから、周りに屈しないで!
▶︎ベーシストに継続が大切な理由。カードを増やすことの重要さ。
楽器が弾けない人からの嫉妬!くらいに思っておくと良いかもしれませんね(笑)
プロのベーシストになる窓口について
「プロになる!」という目標を少しでも現実的なモノにするために、少しだけ雑談です。
まず、ベーシストとしてお金を稼ぐ手段について考えてみましょう。
今回の相談者さんのように「バンドでメジャーデビュー」を目指す方は1番多いと思います。
大多数の方はココを目指すのではないでしょうか。
実際にはメジャーデビュー以外にも
- インストラクター(講師)
- セッションミュージシャン
- レコーディング代行
僕自身も、上記の仕事を細々と引き受けながら生活しています。
他にも、直接ベーシストとしての活動とは関係ありませんが
- 楽曲提供
- 耳コピ代行(譜面製作)
「ベーシストとして食っていく道は、メジャーデビューだけじゃない!」
ということを、まずは頭の片隅に入れておいていただけると選択肢の幅が広がるんじゃないかなと思います。
多方面展開で稼ぐことができると、音楽を仕事にできる確率が跳ね上がります!
「100を一ヶ所で稼ぐより、25を四ヶ所で稼ぐ方が簡単」という考え方ですね。
現実と保険
若気の至りで
「保険かけるなんて馬鹿げてる!そんな覚悟ないやつは音楽やめちまえ!」なんて猪突猛進してしまう方も多いんですけど。
リスクヘッジは必ずしておきましょう。
これは絶対です。保険はしっかりかけておくこと。
「売れたいバンドマンは借金するべき?そんな根性論は絶対厳禁!」という記事でも触れましたが、可能な限りリスクを抱えないことが大切です。
リスクの例
平均台を踏み外したときのことを考えておきましょう。
例えばバンド活動。
バンドは自分1人の活動ではないので、当然「外的要因」が伴います。
メンバーが起こしてしまったトラブルに、足元をすくわれることだってあります。
もし、そのようなことが起きてしまった場合。
収入源はどうしますか。
家賃や光熱費、食費に交通費。
どこから生活費を調達しますか。
ということを、考えていただきたいんです。
路上ライブで日給1万円を毎日稼ぎ続けますか?
…現実的ではありませんよね。
音楽以外に時間を割いてる暇はないぜ!という考えは、今すぐ捨てることをオススメします。
常にリスクヘッジを考えておくこと!
まとめ
最後に勝てば良いんです。
今現在どんなに酷い言われようでも、最後に勝てばいいんです。
周りにどんなにバカにされても、最後に笑えば良いんです。
間違いなく難しい道ではあるけれど、決して不可能な生き方ではありません!
継続こそ力。
継続こそ成功の鍵。
自分を信じて、一歩ずつでも前に進んでみましょう。
継続・前進ができない人はプロにはなれません。
それだけは揺るぎない事実です。
そう思いませんか。