二度と忘れない!ベーシストのための指板で分かる調号の覚え方

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こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。
Twitterのほうで質問をいただきました。

Question

「調号が覚えられません」
僕もです。
調号、ややこしいですよね。
でも大丈夫。
調号を覚えなくても、簡単に判断できる方法があるんです!
今回の記事では、絶対に忘れない調号の判断の仕方について紹介してみたいと思います。

この先、長々と原理について説明しますが最も重要なポイントは最後にまとめてあります。
集中力半分で読み進めて頂いても大丈夫です。

そもそも調号とは?

五線譜の頭に書かれている(シャープ)や(フラット)のことを調号と言います。
楽曲の調(キー)を判別するために重要な役割を果たしています。

例えば、現場でポイッと初見の楽譜を手渡された時。
最初に書かれている#や♭の数を見ることで、その楽曲のキーが分かるんですね。
とっても便利!
ただ、この調号。
#7種類、♭7種類の全部で14通りもあるんです。
※一部重複があるので、実質12keyです。
そんなの覚えていられません。
なので。
ここでは超簡単に!どこよりも分かりやすく!
ベースの指板と調号をリンクさせて覚えてみたいと思います。

2度と忘れないための雑学

まず始めに。
この項目を焦らず読んでいただきたいんです。
仮に今ここで
#1つでGとEm、♭2つでB♭とGm…
こんな感じに14種類の調号を頭に叩き込んでも、おそらく明日の朝には頭から飛んでいると思うんです。
法則性のないものを覚えるのは大変です。
せっかく調号の覚え方について検索して頂いたので、絶対に忘れないで調号を覚えるための雑学を一つだけお話したいと思います。

6弦ベースのチューニングって知ってますか?
パッと頭に6弦ベースのチューニングが思い浮かぶ変態の皆さんは、次の章に進んで下さい(笑)

通常、6弦ベースには4弦ベースに対して上下に1本ずつ弦が張られます。

そして、ベースというのは基本的に4度チューニングの楽器なので、このような配列になります。
  • 低いほうにはLow-B
  • 高いほうにはHi-C
これはベーシストの常識として、頭の中に入れておきましょう。
「G弦の隣に張るとしたらHi-C弦」ということだけ覚えておいて頂ければ大丈夫です。

調合の覚え方

#系

さて、それでは本題です。
まずシャープが付いていないとき。
これがKey=Cにあたります。
ピアノの白鍵だけで演奏できるドレミファソラシドのハ長調です。

C…?
C!!!
そうです、0弦(?)の開放の音です!
※G弦が1弦なので、その上のHi-C弦が0弦という解釈です。
#が0個の時は、0弦のC
大丈夫ですか?
ここまで付いてきていますか?
先ほどの「G弦の隣に張るとしたらHi-C弦」という知識を、ここで活かして下さい。


では#が1つだと…?
1弦の開放の音Key=Gです。

以下同様に、
#2つの時は2弦開放の音、
#3つの時は3弦開放の音、

いかがでしょう、パターンが見えてきましたね!
シャープの数が増えるたびに、ひとつ低い弦の開放を鳴らします。
そこが#の調号が示すキーの音になります。
ね、簡単でしょ?(笑)

#5つの時は、5弦(low-B)の音。
とっても分かりやすいですね!

調号は#・♭それぞれ7つまで付きます。
弦が足りなくなってしまいましたね。
Q.次はどうしましょう?
A.継ぎ足しましょう!

2オクターブ上のBの音がG弦4フレットにありますね。
ここから始めて、低い弦に向かっていきます。

つまり#6つの時はF#に、

#7つになると、さらに隣のC#になります。

ちなみに9弦ベースなどのチューニングになると、B弦の下にF#弦、C#弦があったりします。
多弦ベース愛好家の変態さん(いい意味で)でもないと、その辺は頭に思い浮かびませんよね(笑)

細かいことは覚えなくて大丈夫です。
0弦から#の数のぶんだけ降りてくるだけ!
弦が足りなくなったらオクターブ上のフレットを探して、また降りるだけ!

♭系

続いて♭(フラット)系の覚え方です。
#は開放からスタートだったのに対して、フラットの時はE弦1フレットから数え始めます。
《押さえつけて半音下げる》と覚えておきましょう。
まずは4弦1フレットを押さえます。
♭1つの時は、1番太い弦の1フレットの音。
つまりKey=Fです。

♭2つの時は、2番目に太い弦の1フレットの音になります。
先ほどのFの隣、つまりB♭です。

こちらもパターンが見えてきましたね!
フラットの数に従って高い音の弦にズレていくだけです。
♭3つなら、3番目に太い弦のE♭、
♭4つなら、さらに隣の弦のA♭になるわけです。

Q.弦が足りなくなったらどうしましょう?
A.継ぎ足しましょう!

#系のときと同じように同じ音のフレットを探して、そこから始めます。

4弦4フレットのA♭から、音の高い弦にズレていきます。
つまり♭5つなら、隣のD♭になります。

ズレてズレて、♭6つまできました。
♭7つだとKey=C♭、つまり実質のKey=Bになるので使われることは少ないと思います。
E弦1フレットから♭の数に従って上がっていくだけ!
弦が足りなくなったらフレットを変えて、また上がるだけ!

まとめ

今回の要点をまとめましょう。
(シャープ)と♭(フラット)を混同しないために。
  • シャープ シャープの時は0弦開放から。
    シャープは「半音高くする」記号なので、高い弦からスタートです。

  • フラット フラットの時は4弦1フレットから。
    フラットは「半音低くする」記号なので、フレットを押さえつけてスタートです。


0弦の開放から数え始めるのか、4弦1フレットを押さえて数え始めるのか。
これだけ覚えておけば、調号の覚え方は2度と忘れません。
忘れるも何も、覚える必要すらありません!
指板を見れば、調号が一発で割り出せます。
即興でソロを考えなきゃいけなくなった時や、歌い手さんの意向で急遽キーを変更しなくいけなくなった時など。
キーを意識しなきゃいけなくなった時に思い出してみて下さい!
ありがとうございました。
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