ベースが上手くなりたい人が上手な演奏をたくさん聴くべき明確な理由

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こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。

最近、生徒さんにこんなお話をしました。
「上手いベーシストさんの演奏をたくさん聞きましょう!」

これにはベース上達のための明確な理由・目的があって、「凄い人を参考にしよう」とか「有名な人のコトは知っておこう」みたいなふわふわしたお話とは少し違います。

今回の記事は、ビジョンを持った練習の大切さについてのお話。
「最近、ベースの向上心がなくなってしまった…」なんていう方にも、ぜひ一度読んでいただきたい内容です!

ベースが上手くなりたい人は「なんとなく練習」を卒業しよう!

Q.目的もなしに、なんとなく毎日の練習をこなしていませんか?
  • 時間があるし、とりあえず1曲弾いておこう。
  • 毎日やってるし、今日もクロマチックの基礎練習をしておこう。
そんな「練習をするだけ」な状態になっていませんか?

A.「○○ができるようになるために、この練習をしています!」
と、明確に答えられますか?

理想像が見えていない練習は、非効率的です。
有限な人生の時間の中で、如何に効率的にテクニックを伸ばしていくかが上達の鍵になってきます。

練習をより効率的なものにするために「なんとなく練習するだけ」の状態を脱する方法を紹介します!
和明さん
せっかく練習する時間を作っているのに「なんとなくいつもの練習」ではもったないです!

上手い演奏をたくさん聴くべき理由

今回紹介するのは目標への逆算という考え方です。

例えば、分かりやすいところだと旅行の計画。
  • ①再来月、2泊3日の旅行がしたい!
     見積もりは25,000円だった!
  • ②今、自由に使えるお金は5,000円!

  • ③あと20,000円必要!
     1ヶ月に10,000円ずつ貯めよう!
ゴールが定まっているからこそ、今自分がとるべき行動が明確になるんです。

ベースの練習も同じで、理想のゴールが見えているからこそ練習の中身が決まるんですね。
そのゴールを定める手段として、いろんな人の演奏をたくさん聞くことが重要になってくるんです。
和明さん
次の項目から、順を追って説明します!

1.「上手いベーシスト」のビジョンを持つ

まずは「上手いベーシスト」の定義を自分の中ではっきりさせましょう。

1番手っ取り早いのは、上手いベーシストさんの演奏をたくさん聞くことです。
世界中のベーシストさんの演奏をたくさん聴いて、自分の中に「上手いベースのビジョン」を持ちましょう。
楽器の先生や、上手な先輩など、身近な人の演奏も参考になるでしょう。
まずはいろんな人の演奏に耳を傾けてみてください。
  • 楽器の持ち方
  • リズムの取り方
  • 指の使い方
  • 強弱の付け方
  • ゴーストノートの入れ方
などなど。
必ず得るものがあるはずです。

「真似したい!」「コレ出来るようになりたい!」
そう思える人の演奏を見つけて、たくさん聴いてみましょう。
和明さん
自分にとっての理想・憧れ・ゴールをしっかり定めましょう!

2.自分の現状を把握する

次に大切なのは、自分の今の技量を正確に把握すること。

誰かに聴いてもらってアドバイスをもらっても、自分の演奏を録音して振り返ってもいいでしょう。
理想の演奏を真似してみて「あぁ、今の自分じゃ指が追いつかないや」と認識するだけでも良いです。

まずは、
「今の自分は目標のベーシストには届かない」
ということを自覚することが大切です。
和明さん
悔しいところではありますが、厳しい目で今の自分のレベルを判断してみてください!

3.今の自分に何が足りないかを逆算する

改めて、先程の図を見てみましょう。
公式 :
理想のビジョン – 現在の自分 = 今の自分に足りないもの
①理想のベーシストのビジョンを見つけて
②今の自分のレベルを確認して
③どうしたら理想に近づけるのかを考えて練習する

例1 :
①絶対にリズムのブレないベーシストになりたい!
②今の自分はリズムが甘い。
③ならばメトロノームでリズムトレーニングだ!
▶ベーシストのためのメトロノームを使ったリズム感徹底強化プログラム
例2 : ①爆速のスラップができるようになりたい!
②今の自分では全然指が追いつかない。
③ならば力の入れ具合とフォームを研究!

 ゆっくりなテンポから1音ずつ練習!
という具合に目標を定めて練習してみましょう。
大切なのは「〜〜のために、今○○を鍛えている」というのをしっかり意識しながら練習することです。

例えば、ダイエット。
同じ運動をしていても
「はい!今、お腹回りの脂肪を燃焼させてますよ〜!このあたりの肉を使ってますよ〜!」
と意識しながら運動しているほうが、明確に成果が出るんだそうです。

常に自分の練習・行動の意味を理解しながら練習をしてみましょう!
和明さん
「なんとなく練習」とはサヨナラです!

まとめ

  • 上手い演奏をたくさん聴いて、理想のビジョンをはっきりと持とう!
目標となるビジョンは、鮮明であればあるほど有効です。
はっきりとした音像としてのビジョンを持つためにも、良い演奏にたくさん触れてみましょう!

皆さんにも心当たりがあると思うんですけど。
楽器の上手い人って、何故か有名なプレイヤーの演奏にやたら詳しい人が多いんですよね。
その理由が、まさに今回の記事のお話で。
上手い演奏をたくさん見て聴いて、そこを目指して練習を続けてきたからこそ上手いんです。

いろんな大御所ベーシストさんの演奏をたくさん聴いて、そこに近づけるように頑張りましょう!
明確なゴールを見据えて、無駄のない練習を心がけたいですね!
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