こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。
今回のテーマは
「指弾きのレイキングの基礎練習」です。
自然に習得できてしまう技術なので、無意識に使っている方も多いと思います。
ところが、丁寧にテストしてみると意外と不合格な生徒さんが多いレイキング奏法。
皆さんは、きちんとレイキングを使えていますか?
「レイキングって何?」という方のための基礎練習も用意しています!
ベースの指弾きのレイキングについて
レイキングとは
ベースの指弾きには、細かく分けるといろんな奏法があるんです。
簡単に言うと、「1弦→2弦」「2弦→3弦」など、隣の低音弦を同じ指を使って振り抜くようにピッキングする奏法のことをレイキング奏法と呼びます。
ちなみに、通常の「人差し指」「中指」と交互に動かして演奏する奏法をオルタネイト奏法と呼びます。
無意識のうちに、同じ指で続けて弦をはじいている方も多いと思います!
ベースのレイキング奏法の具体例
例えば、こんな感じのフレーズ。
はじめに人差し指で2弦をピッキングします。
振り抜いた人差し指を、そのまま次の3弦にそえて
3弦をピッキングします。
これがレイキング奏法の基本的な動きです。
こんな感じで、高音弦の音のあとに隣の低音弦の音をピッキングするときに使用する場合が多いです。
演奏中の弦の移動をスムーズに行うためのテクニックです!
レイキングのミュートの注意
高音弦側のミュートをしっかりしないと、サスティンが尾を引いて次の音が濁ってしまいます!
1音1音のミュートを、しっかり心がけてください!
ミュートの動きは最小限に抑えるようにしましょう!
ベースのレイキングの基礎練習
練習用に、こんなフレーズを用意してみました。
みんな大好き、進撃の巨人のOP「紅蓮の弓矢 – Linked Horizon」のAメロのフレーズです。
▶Linked Horizon Live Tour 2017 『進撃の軌跡』北海道支部
レイキングの練習の解説
前述のミュートを意識しながら「人差し指」「人差し指」「中指」「中指」の順番で演奏してみましょう。
3弦側を弾くタイミングが早くなってしまう方が非常に多いです!
弦を移動した際に、リズムが滑ってしまわないように十分注意しましょう!
弦を移動した際に、リズムが滑ってしまわないように十分注意しましょう!
はじめはゆっくりなテンポから、丁寧に練習してみてください。
慣れてきたら速度をあげてみたり、中指からスタートしてみたりしてみましょう!
まとめ
- 同じ指で続けて演奏するレイキング奏法
- 前の音が残らないように、しっかりミュート
- リズムが滑らないように注意
「あ、この人はリズム感が悪い!」と思われてしまう原因ランキングの上位に食い込む、レイキング時のリズムよれ。
ピッキングのタイミングに気を使うことを忘れないようにしましょう。
レイキングをマスターできれば、右手のもつれを減らして、よりスムーズな演奏が行えるようになります!
たくさん練習して、いろんなフレーズで応用してみましょう!
ベースのレイキングの強化練習について
「レイキングの強化練習」の記事を用意しました!
合わせて挑戦してみてください!
レイキング中の安定性が格段に向上するはずです!