こんにちは、ベース講師の和明さん(@KAZUAKI_virgiL)です。
問い合わせフォームから質問を頂きました。
Question
ベースを演奏するときに猫背になってしまって、プレイがダサく見えてしまいます。演奏中の姿勢を改善する方法はありますか?
背中が丸まっていると、どうしても動きが小さく見えてダイナミックさに欠けてしまうんですよね。
動きが小さいと自信がなさそうに見えて、ライブでは格好悪い印象を与えてしまいがちです。
ベースの演奏中に発生する猫背には、いくつかの対処法があります!
今回は演奏中の姿勢を改善するポイントについてお話してみようと思います。
ベースの演奏中に猫背になってしまう原因と対策
1.ストラップが長すぎる
まず、演奏中に猫背気味になってしまう人の特徴として一番多いのは「ストラップが長くて楽器の位置が低すぎる」というケースです。
ピッキングのために肩から腕の位置を下げることになるので、どうしても背中が丸まってしまいます。
人間の身体はユニット単位で動いているので、手の位置を下げようとすると肩が引っ張られて背中ごと曲がってしまうのです…!
対策: 楽器の位置を高くしてみよう
心当たりがある場合には、ぜひベースの位置を少し高くしてみてください!
肩が自然な高さを維持した状態で演奏できる高さが理想です。
座って弾いたときと同じ位置にベースが来るのが、一番演奏しやすい高さになります!
2.指板を覗き込んでしまう
次にありがちな猫背の原因は演奏中に指板を覗き込んでしまうというケース。
立った状態で指板を覗き込もうとすると、ついつい姿勢が前のめりになって背中が丸まってしまいます。
さらに、演奏中に指板を見ようとすると手首まで必要以上に曲がってしまい、演奏性をそこなってしまいます。
手首が必要以上に内側に曲がると、指の自由度が大幅に失われてしまいます…!
演奏中には、ネックのサイドにあるポジションドットでフレットを確認するようにしましょう!
猫背を治すには鎖骨をひらく!
猫背を意識的に治す方法として
「鎖骨をひらく」というものがあります。
一生懸命背中を伸ばした状態を維持しようとしても、少し気を抜くと一瞬で元に戻ってしまうと思います。
そこで「背中を伸ばす」というよりも「両肩を背中側に開く」ように意識することで、簡単に猫背が改善するのでぜひ試してみてください!
市販の「猫背矯正ベルト」も、ゴムの力で肩を後ろ側にひらくように設計されています。
猫背改善のポイントは、背中を伸ばすことじゃなくて鎖骨をひらくことなんですね!
服の中に猫背矯正ベルトを仕込んでライブをしても良いかもしれませんね!
ステージでは胸を張ってライブをしよう!
ステージの上では胸を張ってみましょう!
猫背が改善されるうえに、自信があるように見えてお客さんに良い印象を与えることができます!
さらに、正しい姿勢で演奏すると、自分の持てる技術を100%プレイに反映することができます。
いいこと尽くめですね!
おまけ: 脇を締める
最後にもうひとつ!
演奏中に脇を締めるクセをつけると、自然と肩がひらくので猫背が緩和します。
僕はこのタイプです。
なんとなくお上品に見えるのもポイント高いですね!
試してみてください!
演奏をダイナミックに見せるには
「猫背を治して動きを大きく見せたい!」ということで。
手軽にプレイをダイナミックでかっこよく見せたい場合には「わざと遠い距離のフレットを使って演奏する」というテクニックがあります。
「耳コピしたベースライン、どのフレットを使って弾いたら良いの?」という記事の中で触れているので、合わせて参考にしてみてください!