こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。
お問い合わせフォームからの初質問です。
Question
「BASS NOTEさんの記事を読んでネックの反りや弦高調整などのメンテナンスを自分でも行えるようになりました。
それでも定期的に楽器屋などに持ち込んで調整してもらったほうが良いのでしょうか?」
それでも定期的に楽器屋などに持ち込んで調整してもらったほうが良いのでしょうか?」
読者さんからの質問は本当に有難いです!
いつもありがとうございます!
▶︎【特集】メンテナンス
今回の記事では、プロにメンテナンスをお願いする頻度についてお話してみたいと思います。
プロのメンテナンスも必要?
自分でベースの調整ができるようになると、気になるところがあっても「自宅で直しておしまい!」というスタイルになると思います。
そのお手軽さが自分で楽器をメンテナンスできるメリットです。
実際、僕も普段は自分で微調整をかけて使用しています。
それで特別何か問題が起こった経験も無いので、基本的にはそれでおしまいです。
ですが、必ず1年に1〜2回はお世話になっているプロのリペアマンの方にお願いするようにしています。
理由は「気持ち的に安心するから」です。
自分の調整の腕に絶対的な自信があるのであれば必要ありませんが、僕はやはり熟練されたプロの業を信頼しているので定期的にお願いしたいですね。
プレイヤーは愛機との信頼関係が命。
自分の楽器に対して安心感を持てるというのはとても大切なことだと思います。
調整をお願いする時期は
僕の場合は、これから暑くなってくる夏の始めにお願いするようにしています。
「梅雨明け」のほうがしっくりきますかね。
梅雨の間の湿度を気にして、おおよそ梅雨明けの時期にプロのリペアマンの方にメンテナンスとクリーニングをお願いするようにしています。
ネックの反りやオクターブチューニングなどの楽器の外的なコンディション以外にも、内部の電気回路周りまで確認してもらえるので定期メンテナンスはとっても安心です。
メンテナンスをお願いするときは
「メンテナンスして欲しいんだけど、何て言えばいいの?」という方は。
まずは楽器屋の店員さんに「ベースの調整をお願いしたいんですけど…」と話しかけてみると、リペア担当の店員さんを呼んでくれます。その場で用件を聞いてくれる場合もあります。
「どうされましたかー?」
と訊かれたら、
- 楽器全体の調整をしてほしい
- ペグの交換をお願いしたい
- ナットが外れてしまった
- 弦がビビってしまう
- ノブを回すとガリが出る
「弦高は低めでお願いします」みたいな個人的な好みの部分も、この時に一緒に伝えるようにしましょう。
工房の職人さんにお願いする場合には、公式サイトなどから事前にメールや電話で相談することをオススメします。
職人さんは楽器屋さんへの出張などで工房を留守にする場合も多いので、お互いの都合の確認が大切です。
メンテナンスの料金など
料金は楽器の状態にもよりけりですが、大体どこのリペア工房や楽器屋さんでも調整とクリーニングで¥5,000前後。内部のメンテナンス込みだと¥10,000前後で修理してくれると思います。
弦やナットなど、消耗品の交換をお願いするときにはそれ等の料金も別途かかってくるでしょう。
自分の楽器を最高の状態に保つために。
大切な楽器をいつまでも使い続けるために。
みなさんも是非、定期的にプロのリペアマンの方にメンテナンスしてもらいましょう!