こんにちは、ベース講師の和明さん(@KAZUAKI_virgiL)です。
読者さんからの質問です。
「スマホでベースを練習できる環境を作ってみたいのですが、先生ならどのようにスマホを使いますか?」自宅に練習用アンプを所持していないことでも有名な、自称『ミニマム練習環境』の王者 和明さん。
今回は、スマホを主軸にした『どこでも練習環境』を僕なりに考えてみました!
スマホでベースを練習できる環境を作ってみた
ばばばばん!
こちらが今回作ってみた「スマホでどこでもベース練習環境」です。
とにかくシンプル!
そして小型!
ベースのギグバッグのポケットにラクラク入ってしまうサイズなので、スタジオの待ち時間や出張先のホテルなんかでも気軽に練習できますね!
練習環境の信号の流れ
大まかな信号の流れはこんな感じ。
後述するアンプシミュレータアプリ「Amplitube」を使うことで、スマホをアンプとして使用することもできます。
スマホでベースを練習をするために必要な機材
- iPhone
- オーディオインターフェイス
- イヤホン
必要なのは、この3点だけ。
順番に解説していきます!
iPhone
「音楽をやる人はAndroidを買っちゃダメ!」という鉄則のもと、中心になる端末はiOSのものを採用しました。
OSの操作性はもちろん、音楽系アプリの品質やサードパーティ製品の豊富な品揃えもiPhoneが最強!
周辺機器の安定性を考慮すると、Apple製品が世界一ィィ!
オーディオインターフェイス
スマホ練習環境に導入するオーディオインターフェイス選びで重要なポイントは、
- ダイレクトモニター機能がある
- USB接続である
- 外部電源供給ができる
順番に確認してきましょう!
1.ダイレクトモニター機能
「ダイレクトモニター機能」とは、遅延ゼロでインプット(ベース)の音をイヤホンに返してくれる機能です。
この機能があると、どんなアプリを起動しながらでも楽器の音がリアルタイムに聞こえるようになります。
スマホを使ってベースを練習するときには、必ずダイレクトモニターに対応しているオーディオインターフェイスを用意しましょう!
モバイルサイズのオーディオインターフェイスにこだわらないのであれば、XENYX USBシリーズなどのミキサー型でも代用できますね!
2.USB接続
最近のiOS端末にはイヤホンジャックがついていないので、3.5mm端子で接続するタイプのオーディオインターフェイスは避けるのが吉。
iPhoneを使ってベースの練習をしたいときには
- Lightning接続
- USB接続
Lightning – 3.5mmの変換アダプタを使用する方法もありますが、動作が不安定になる例がいくつかあるようなので要注意!
3.外部電源対応
バスパワー駆動のモデルだと、がんがんスマホのバッテリーが減っていきます。
バスパワー=スマホから電気をもらって動く機材のことを指します!
長時間スマホを使って練習したい方は、
- 電池駆動や内蔵バッテリー駆動のモデル
- 外部アダプタから電源を取れるモデル
- スマホを充電しながら使えるモデル
充電しながら外部機器を接続できるiPhone用のUSBハブを使うと選択肢が広がりますね!
採用できるオーディオインターフェイス
- 「小型である」
- 「ダイレクトモニターできる」
- 「USB接続である」
- 「外部電源対応である」
上記のポイントを全て満たせるオーディオインターフェイスは
このあたりが候補になってきます。
どちらもモバイルオーディオインターフェイス界隈では大活躍のモデルですね!
我が家ではiRig Pro DUOを採用! もともと「ツアー中でもライブ配信できるように」という目的で購入したものだったので、モバイル練習環境でもしっかり真価を発揮してくれます!
イヤホン・ヘッドホン
練習で使うモニターは、細かいサウンドのニュアンスやフィンガリングノイズを聞き分けられるように解像度の高いイヤホン・ヘッドホンでのモニタリングをオススメします!
僕はモバイル環境ではSONYのMDR-EX800STを愛用しています!
スタジオミュージシャン向けのプロフェッショナル仕様高解像度モニターイヤホンです!
オススメのベース練習用アプリ
iReal Pro
僕の圧倒的オススメはiReal Pro!
BASS NOTEではすっかりお馴染み。
超万能セッション練習用アプリです。
アドリブ演奏に興味のある方は今すぐインストール!
これひとつあれば、間違いなく一生遊べます!
iReal Pro
¥1,720posted withアプリーチ
Amplitube
こちらは超ド定番アンプシミュレーターアプリAmplitube。
エフェクターはもちろん、キャビネットのサイズや音を拾うマイクの位置まで何でも自由自在に調整ができる最強シミュレーターです!
iRig BlueBoardなどと組み合わせることで実際のライブで使うこともできるので、すべてのベーシストにオススメできる最強アプリです!
セール期間中にIK Multimediaの製品を買うと、無料でAmplitubeがもらえるキャンペーンなんかも定期的に行われています!
AmpliTube
IK Multimedia¥2,440posted withアプリーチ
アプリ製のメトロノームはダメ?
「アプリのメトロノームはあんまり正確じゃないよー」ということも過去に解説しています。
スマホをメトロノーム代わりに使いたい方は、合わせて読んでみてください。
BASS NOTEでは、メトロノームは実機の購入をオススメしています!
代替品: VOX amPlug 2
AUX INのあるamPlug 2シリーズを使うと、お財布に優しくモバイル練習環境を構築することができるのでオススメです!
意外とプロの人もたくさん使用しているamPlug2シリーズ!
amPlug2を使う場合、スマホは「オケを流す装置」として使うだけなのでAndroid端末でも問題なく使用することができます!
ベース本体に接続するだけでお手軽に練習環境を完成させることができる便利アイテムです!
まとめ
- Phone
- オーディオインターフェイス
- イヤホン
これだけで簡単に構築できる、モバイル練習環境。
オーディオインターフェイスやamPlugを楽器のケースにひとつ入れておけば、いつでもどこでもベースの練習が行えます。
スマホ一台でアンプの音を再現できる時代なので、「アンプレス生活」がどんどん捗りますね!
練習環境にお悩みの方は、ぜひ試してみてください!