こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。
Twitterのプロフィールなんかを見ていると
「ゴミベーシストです。」こんな言葉を並べている人が非常に多いんですね。
「ダメベース弾きです。」
「下手だけどベースやってます。」
出る杭には積極的に噛み付いていくクセに、自分のコトになると随分消極的。
汚い日本人の典型例です。
今回の記事は「自分を蔑(さげす)むのは、音楽生活においては勿体無いからやめたほうがいいよ!」というお話です。
敗者宣言
この世はその性質上、一握りの勝者とその他大勢の敗者に分類することができます。
ただでさえ食い込むのが難しいヒエラルキーの上層。
自称で自分の価値を下げてしまった段階で、まず敗者のランクからは抜け出せなくなります。
以前、バンドマンの貧乏スパイラルについての記事で「大切なのは搾取される側に回らないこと」というお話をしました。
「自称下手くそ」な人間の所に、進んで仕事の依頼を出したいと思いますか。
一緒にバンドを組みたいと思いますか。応援したいと思いますか。
仮に自信が無くても、自分の価値を自分で下げてしまうのは辞めましょう。
謙遜のつもりが失礼に
予防線を張って自分のハードル下げようとしているのか。
めっちゃ上手いじゃないですか!とか気休めを言われたいのか。
それとも形だけでも謙遜のつもりなのか。
理由は色々あると思うんですけど。
「下手くそだけど聴いてください」はぁ?
「自信無いけど弾いてみました」
僕はこう言いたいですね。
そんなもん人様に聴かせるなよ!(笑)
煽り抜きに、冷静に考えて見てください。
自信の無いものをお客様に公開するなんて失礼だと思いませんか。
音価もリズムもめちゃくちゃな演奏でも、自分の全てをぶつけて自信満々に投稿された演奏は全力で応援したくなりますよね。
でも自分で「音間違えちゃいましたけど」とか「下手でごめんなさい」とか。
そんな一言が添えられていたら妥協品を納品すんなよって思っちゃいませんか。
世間様は「頑張ってるね」なんてあたたかい目では見られません。
血眼で粗探ししてきます。
自分の演奏に責任を持っている大多数のプレイヤーからは、滑稽視されます。
下記の勝利の法則を知っている人からは、鼻で笑われてしまいます。
常に人より上で勝負する
なにも巨大なピラミッドの頂点で勝負する必要はありません。
下の図を見てみてください。
今の自分のレベルが、半分よりも下のこの辺りだったとしましょう。
その点からピラミッドのトップを目指すのは、骨の折れる道のりです。
時間も努力も才能も必要でしょう。
なので。
今の自分の立ち位置をトップとした、新しいピラミッドを生成してしまいます。
分かりますかね、この考え方。
これ、ビジネスで成功する人間の基本戦略なんですけど。
我々演奏屋にとっても、ファンの獲得や音楽のマネタイズに重要になってくる大切な思考です。
自分を蔑んだ発言をしてしまった段階で、小さいピラミッドの中の頂点にも登れなくなります。
自分で「自分は人よりも下です」と宣言してしまっているので、当然です。
これは、もったいないですよね。
もう少し細かく読み解いてみましょう。
ピラミッドの底辺が0、頂点が10としてみましょう。
レベル10の神プレイヤーたちは、もちろん誰しもが心から尊敬できる対象だと思います。
さて。
自分のレベルが5だとします。
するとどうでしょう。
0〜4の実力の人は、5のあなたを心から尊敬できる対象として見ているわけです。
ピラミッドの中には、必ず自分に憧れてくれる層がいるんです。
そんな人たちの想いを「下手ですけど」の一言で奪わないでください!
自分の価値を地に落とし、他の人からは笑われる。
いい事ゼロです。
自身を持って発信しよう
発信は恥ずかしいことではありません。
成長過程を記録してどんどんアップしていくの、いいじゃないですか!
発展途上からネット上で活動していると、アドバイスをくれる人も増えてくるかも…?
声を上げて叩いてくるのは、心の可哀想な人たちだけです。
自信をもって、自分の道を自分の行動で切り開いていきましょう!