こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。
今回のテーマは
「ベースのコード弾きのアレンジテクニック」についてです。
前回の「ベースでコード弾きするなら、まずは8種類のフォームだけ覚えよう!」という記事では、ベース用のコードフォームについて紹介しました。
覚えたコードをただ掻き鳴らすだけでは面白くありません。
ベースにはベースらしいコード弾きの使い方があります。
今回の記事では、その実用的な運用方法をいくつか解説してみようと思います。
ベースのコード弾きのアレンジテクニック
ルートを動かしながら演奏する
弾き語り系の王道アレンジ。
ベース1本で歌うなら、この奏法!
せっかくベーシストなので「ベースらしい仕事」をしながらコードを弾いてみましょう。
経過音を使ってベースラインを強調しながら和音を演奏する奏法です。
右手・左手ともに単純なので、歌いながら伴奏をつけるには最適!
バッキングがうるさくなりすぎないので、ボーカルを邪魔しません!
ウォーキングベースと合わせて演奏する
さらにベースラインを強調してみました。
一拍目の裏に一瞬だけコード弾き(1度+3度や5度)を混ぜています。
「コンピング」なんて呼ばれる奏法ですね。
ベースとしての役割をしっかり果たしながら、音楽的に色を加えられます。
1つ目の弾き語り系のものと組み合わせて使うと、大きく抑揚をつけることができるので効果的!
【右手について】
親指でベースラインを演奏しながら、人差し指と中指でコードを鳴らしてあげると演奏しやすいと思います!
ピアノの伴奏を再現する
低音弦(ルート)のピッキングを「2拍4拍」や「裏拍」にもってくると、ピアノの伴奏風になります。
聞き手に
「お!?」と思わせることができるアレンジです!
ちなみに模範演奏は、奥華子さんのガーネットのイントロをイメージしてみました。
僕の青春ソングです!(笑)
まとめ
開放の減衰とそれっぽいエスニック・スケールを混ぜてあげるだけで、なんちゃってインドを再現したり。
アルペジオの組み合わせ次第で、ベースのコード奏法は無限の可能性を追求できます。
どんどん変態レベルがあがっていきますね!
良いことです。
それでこそベーシストです。
「どんなサウンドが欲しいのか」このあたりを明確にすることで、必要なアレンジの仕方を導き出すことができるはずです。
「何を表現したいのか」
ベースのコード奏法をマスターして、4本の弦で再現できる世界の限界に挑戦してみましょう!