こんにちは。
ソロベース大好き、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。
Twitterからの質問です。
Question
「ベースのコード弾きについて教えてください」
物好きさん、いらっしゃい!
アブノーマルなベースプレイヤーのニーズにお応えするのがBASS NOTEです!
- 開放弦のサスティンを駆使する奏法。
- ハーモニクスを混ぜて和音を作る奏法。
- コードを弾きながらメロディも弾く奏法。
今回は小難しい話は抜きです!
まずは「これだけ覚えれば、とりあえずベースでコード弾きができるよ!」という基礎の形をまとめてみました。
コードフォームの説明にあたり、「度数」の話が登場します。
指板上の度数の理解が曖昧の方は「理論派ベーシスト育成計画」で今一度復習を!
指板上の度数の理解が曖昧の方は「理論派ベーシスト育成計画」で今一度復習を!
ベースのコード弾きについて
世の中には「ベース・コード大図鑑468」なんていう便利な本があるんですけど。
さすがに468種類もコードフォームなんて覚えてられないので。
今回の記事では、実戦で使える最重要なフォームを厳選して紹介します。
ここで覚えた形をフレット移動させれば、12キー全てのコードを演奏できるようになります!
4弦ルートのコード
まずは、4弦にルートがある場合のコードフォームから!1.メジャーコードの形
構成音: ルート、M3度
人差し指でセーハして、3弦で11度の音が鳴ってもOKです!
2.マイナーコードの形
構成音: ルート、m3度なんと、ひとつめのメジャーコードの形から中指をはずすだけでマイナーコードに!
人差し指をベタっと寝かせて、4弦と1弦を同時に押さえるフォームになります。
ベーシストにはあまり馴染みのない押弦の仕方だと思います。
難しくても要練習です!
正直、この上記2フォームだけ覚えておけば楽曲は演奏できちゃいます(笑)
3.マイナー♭5コードの形
構成音: ルート、♭5度、m3度♭5の音程を重視する場面ではこのフォーム。
ジャージーな響きを強調したいシーンなどで活躍します。
3弦ルートのコード
続いて、3弦にルートがある場合のコードフォーム。
3弦ルートの場合は、7thのノートを乗せてあげるのが実用的です。
1.メジャーコードの形
△7コード
構成音: ルート、M3度、△7度扱いやすく、使用頻度の高いフォームです。
中指でルートの音をしっかり押さえてあげないと「3度上のパワーコード」になってしまいます。
しっかり発音できるように、丁寧に練習しましょう!
7thコード
構成音: ルート、M3度、m7度上記のフォームから、7度を半音下げたコードです。
こちらも使用する場面が多いフォームでしょう。
ベースでコードプレイをするのであれば、必ずマスターしたいフォームのひとつです!
2.マイナーコードの形
m△7コード
構成音: ルート、m3度、△7度コレはあんまり出てこないかな…(笑)
m7コード
構成音: ルート、m3度、m7度「マイナーセブンス」と言われたら、このフォーム。
他のフォームに比べると少しだけ押さえ方が複雑なので、慣れるまで時間がかかるかも。
扱えるととっても役に立つコードなので、ぜひ習得してみてください!
パワーコード
構成音: ルート、P5度こちらは4弦ルートでも3弦ルートでも使える魔法のコード。
メジャーだろうがマイナーだろうがお構いなしに使える頼もしい子です。
最悪、パワーコードだけ押さえられれば一曲引き倒すことができます。
そのくらい強力。
面倒くさくなったら、とりあえずパワーコードで代用しちゃいましょう(笑)
ベースのコード弾きを使う場面
正直なところ、他にギターやキーボードなどのコード楽器がいる環境ではベースのコード弾きは使いにくいです。
帯域を邪魔してしまうので、ただのノイズになってしまいます。
一方で僕のようにベースとヴォーカルのデュオの場合や、ソロで演奏するような場面だと、コード奏法が生命線になります。
なかなか使い所を選ぶベースのコード奏法。
一番使いやすいのは、楽曲中のセクションが変わる手前のキメのポイントなどでバーン!と1発和音を鳴らしてあげること。
楽曲にメリハリが出て、ベースが映えると思います!
バンドの楽器構成や楽曲の雰囲気と相談して、ここぞというポイントで技術を見せつけてやりましょう!
ベースのコード弾きに役立つ関連記事
ベースでコード弾きをするときの右手のピッキングフォームについて
ベースでコード弾きをするときのアレンジテクニック!
コード弾きの例
こちらの演奏動画で、チラッとコードプレイを披露しています!