こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。
Twitterからの質問です。
Question
「ベースでコード弾きをするときのアレンジテクニック!」の記事を見ながらコード弾きの練習をしているのですが、右手のピッキングフォームがよく分かりません」
ベースは基本的には単音楽器なので、
「同時に弦をはじく」という動作には馴染みのないベーシストさんがほとんどだと思います。
今回の記事では、僕が学生時代に師匠から教わったコード弾きのフォームについて紹介します!
楽器の演奏方法なんて「正しく音が出ていて、尚且自分が弾きやすいならOK!」というのが僕のスタンスなので(笑)
あくまで参考の一例として読んで頂けたらなと思います。
この記事では、代表的な2パターンを紹介します!
ベースのコード弾きのピッキングについて
1.各弦を別々の指で弾く
まずは弦1本に対して指1本を割り当てて弾く奏法です。
ギタリストさんには馴染みのある弾き方だと思います。
ストローク系の奏法に比べると各弦の発音のタイミングにズレが無くコードの響きがクリアに聴こえるので、このフォームのピッキングを好んで使用するベーシストさんも多いです。
※gif動画
楽曲のベースラインにアクセントでコードを混ぜたい場合なんかには、スムーズに移行しやすいフォームだと思います。
低音弦に親指も混ぜて使えば、ベースラインとコードを同時に演奏することも可能です。
パーカッシブなアタック音を交えながらのソロベースなんかも、このフォームで行います。
器用なアルペジオなんかも、この弾き方が便利ですね!
2.各弦を1本の指で弾く
次にレイキングの延長で弦をまとめて弾き鳴らす奏法です。
2フィンガーの指弾きにタッピング、そしてコード奏法。
あらゆる奏法を縦横無尽に使用するような場面では、この弾き方のほうがフォームチェンジの幅を最小限に抑えられるので効率的です。
通常の演奏時とフォームが同じなので、右手の形を変えてもリズムがブレにくいのも特徴です。
※gif動画
和音を分散させるのは苦手なスタイルですが、長時間のコードバッキングの際などにはとっても有効です!
このフォームでコード弾きをしていると「どうやって弾いてるんですか!」って声をかけられるコトが多いです(笑)
まとめ
- 弦1本に対して指1本を割り振る奏法
- 2フィンガーピッキングと同じように振り切る奏法
実用的なのは上記の2パターン。
前者のフォームのほうが一般的で使用頻度は高いかなと思います。
極めると無限の世界が広がるベースのコード奏法。
まずは「複数の弦を同時に鳴らす」という奏法そのものに慣れるところから始めてみましょう!