こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。
ベーシストとして活動していると
「和明さんがベースを始めたきっかけって何ですか?」というようなことを、よく訊かれます。
バンドの花形であるギターに比べると、地味で目立たなくて知名度も低い。
それどころか「彼氏にしてはいけない4B」に
- 美容師
- バンドマン
- バーテンダー
- ベーシスト
なんとバンドマンとは差別化して名指しでランクインしているベーシスト。
ベースは「ジャンケンで負けた人が押し付けられる楽器」の代名詞です。
僕は、そんなベースの世界へ自分の意思で足を踏み入れました。
決して、人数合わせとかジャンケンで負けたからではありません(笑)
今回の記事では、筆者がベースを始めた理由についてお話してみたいと思います。
筆者がベースを始めた理由
高校生当時、僕はギターボーカルとしてバンドのフロントマンを務めていました。
リスクを取るのは大嫌いなクセに、不思議と目立ちたがり屋だったんですね。
ギターに挫折した人が弦の少ないベースに移るなんて話もよく聞きますけど。
僕は別にギターが難しかったからベースに移ったワケではありませんよ!
ちゃんとした理由があるのです。
欲しかったのは「必要とされてる感」
「ベース講師がベースの必要性について語ってみます」という記事でも同じことを書いたんですけど。
高校時代のバンド内での、ベーシストさんの
「必要とされてる感」がとにかく凄かったんです。
メンバー全員が、ベースという楽器の重要性をはっきり理解していたんですね。
ギターやキーボードの人が休んでもなんとかなるけど、ベースがいないと練習にならない。
そんな共通認識が、常に現場にあったんです。
その空気の中で過ごしてきた僕はこう思いました。
「ベーシストの『必要とされてる感』が羨ましい!僕も皆に必要とされたい!」それが僕をベースの世界に引きずり込んだトリガーでした。
無意識にベースを追っていた
内容が前後してしまいますが、少しギター時代のお話も。
一通りコードや演奏のコツを覚えて、ギターをガシガシ弾くようになった頃からでしょうか。
僕の耳は常にベースラインを無意識に追っていました。
ギターのバッキングをコピーしなきゃいけないのに、どんどん耳に入ってくるのはベースラインで。
1曲まるまるコピーする頃には、ギターもベースもどちらのフレーズも演奏できるほどベースのフレーズを意識していたんです。
弦楽器を演奏するようになったかなり早い段階から、僕のベース脳は完成していたんですね。
「だったら初めからベースやれよ」って話なんですけど。
ギターを購入した当初の僕は、多分ベースの存在すら知らなかったんです(笑)
今じゃ考えられませんね。
転機は突然に。
ある秋のこと。
「バンド内で楽器をシャッフルしてみよう」という、ポジションの総入れ替えの身内イベントが開催されたんです。
その時に、もう此処ぞと言わんばかりに
「俺が…やるッ!!」と名乗りを上げたのが僕のベースの始まりです。
とは言っても。
当時の僕は当然ベースなんて持っていなかったし、当然ベースの指幅では演奏なんてできませんでした。
なので、いつも家で遊んでいた秘奥義を初めて人前で使ったんです。
BOSS GT-10に搭載されたオクターバーを使って、ギターの音域を1オクターブ下げてベースラインを弾いたんです。
ベースの音をギターで再現する似非ベース。
その珍しい試みで周りに注目されて、すっかり良い気になってしまって(笑)
それですっかりベースの虜になってしまったんです。
そこからベースに転向するまでは早かったですね。
友人のバンドのライブに、借り物のベースで参加したり。
ベースとの距離は次第にどんどん縮まっていきました。
まとめ
改めて振り返ってみると、ずーっとベースに片想いしていたら、結ばれるチャンスが訪れたみたいな。
それが僕がベースを始めたきっかけです。
ベースは音楽の根源を支える楽器です。
ベースを学べば音楽の全てが分かります。
ベースは僕の人生を大きく変えてくれました。
ベースと出会えて幸せです。
▶︎さあ、ベースを始めよう!ベース初心者入門ガイド