こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。
Twitterからの質問です。
Question
「ベース初心者です。スラップはどのタイミングから練習を始めればいいですか?」
スラップ、格好良いですよね。
スラップ奏法がやりたくてベースを始めた人も多いと思います。
そんなベースのスラップは、一体どのタイミングから練習を始めるべきなのか。
今回の記事では、スラップを覚える時期についてお話してみたいと思います。
スラップを練習し始めるタイミング
いつから、と訊かれると「弾きたくなった時が弾き時だよ!」というのが僕からの答えです。
2フィンガー奏法もまだできない、とか。
楽譜もまともに読めない、とか。
そんな理由で練習を遠慮する必要は全くないと思います。
基礎の指弾きは苦手だけどスラップなら誰にも負けない!というプレイヤーもいます。
「やってみたいな」という向上心を大切にして、今すぐ練習を始めてみましょう!
スラップは難しい?
「スラップは難しい」という認識が一般的だと思うんですけど。
出音や見た目が派手なため難しく感じてしまうだけ、原理としては単純に「決められた音を鳴らす」という動作なので通常の指弾きと何ら違いはありません。
僕の師匠も「スラップをしているという感覚は無い。ノリ良く弾いているだけ」と仰っていました。
苦手意識を持って「さぁスラップだ!」と意気込む必要はないでしょう。
※難しくないとは言っていない。
基礎のリズムトレーニングとしても
専門学校に入って間もない頃から、基礎練習の中にスラップでのリズムトレーニングが含まれていました。
16分音符のゴーストノートを混ぜた、リズムの流れをより細かく取るための練習です。
体幹のリズム感を鍛えるうえでは、奏法やフレーズの違いはそこまで重要ではないので。
ベースを打楽器的に扱うスラップでのリズムトレーニングは、音符の感覚を掴むのに非常に適していると言えます。
なので、尻込みせずに基礎練習の一環としてスラップを取り入れてみるのも良いかもしれません。
まずはオクターブの練習から
スラップの基礎はオクターブ奏法です。
これからスラップを練習してみたいけど、何から始めればいいのか分からない!
一応基準となる最低限のフォームはあると思いますが、スラップに関しては本当に人それぞれです。
親指が真下を向いている人。
プルの際にガイドの指を立てる人。
2フィンガーのフォームでスラップの音色を奏でる人もいます。
僕の場合はプル(引っ張る動作)に中指を使用しています。
スラップに正解は無いので、自分の感性に合った理想のフォームを見つけてみて下さい!