こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。
ベーシストのためのメトロノームを使ったリズム感徹底強化プログラム。
今回の課題は
「音符を細かく取るための基礎練習」です。
『リズム感の良いベーシスト』とは、「音符を細かく取れるベーシスト」のことを指します。
音符を細かく取れるようになるのは、ベーシストとして非常に重要なポイントのひとつです。
リズムは、細かく取れれば取れるほど正確さが増していきます!
安定したビートを刻めるベーシストになるために、まずは基礎練習から始めましょう。
▶︎応用編 現役ベース講師が教える音符を無意識に細かく取れるようにする練習
音符を細かく取るための基礎練習
メトロノーム4分打ちでの練習
- 推薦BPM=50〜
メトロノームのクリックを4分で鳴らして、それに合わせて4ビートで演奏してみましょう。
練習のためのフレーズは、どんなものでも構いません。
今回の模範演奏では、BPM=60でCメジャースケールを演奏してみます。
メトロノームを倍速にして8分打ちに
4分で鳴らす練習が安定してきたら、メトロノームのテンポを2倍にして鳴らしてみましょう。
上の項目ではBPM=60で弾いていたので、60×2でBPM=120になります。
演奏するフレーズは上の項目のまま、BPM=60で4分音符のフレーズを演奏しましょう。
この時、身体の中でしっかり8ビートを刻むことを意識してください。
例: ドーぉー、レーぇー、ミーぃー、ファーぁー
感覚が掴めてきたら、これが音符を細かく取る入り口です!
クリックを更に倍速にして16分打ちに
8ビートの感覚が掴めてきたら、今度はメトロノームのスピードを更に2倍にしてみましょう。
模範演奏では、120×2でBPM=240になります。
早くてついていけない時は、メトロノームを「4/4」に設定してみましょう。
お持ちのメトロノームの機能によっては、BPM=60の設定で「16ビート」モードを使用してみても良いでしょう。
例: ドぉおぉ、レぇえぇ、ミぃいぃ、ファぁあぁ
コツとしては8分音符を強めに、16分音符を弱めに意識すると安定してくると思います。
まとめ
音符を細かく取る感覚を掴む
どうですか、触りの部分だけでもわかってきましたか!
もっと細かく取っていくと6連符や32分音符などの世界になってくるのですが、実際の演奏では16分音符の感覚が身についていれば十分でしょう。
無意識に細かい音符が取れるようになるまでは、基準のフレーズやリズムが変わっても身体の中で常に16ビートがあることを意識できるようにしましょう。
こちらの音源を聴いても、身体の中で「タクツカタクツカ」と16分のリズムが安定して刻めるようになったら一人前!
毎日少しずつ練習してみましょう。