「ベースの音を手軽に太くしたい!」
「ベースの音抜けを良くしたい!」
そんな問題を一発で解決できる魔法の箱が、こちら。
ばばばばん!
Xotic(エキゾティック) Bass RC Boosterです。
Xotic Bass RC Booster
![Bass RC Boosterの本体](https://rayxbass.com/wp-content/uploads/2017/12/IMG_9185.jpg)
黒い個体に白い文字。
シンプルな容姿の中にも、意識の高さがにじみ出ています。
![Bass RC Boosterの裏側](https://rayxbass.com/wp-content/uploads/2019/11/f2493a644b0e605d8ba4128604939d17.jpg)
裏面には高さのあるゴム足を標準搭載。
![Bass RC BoosterのLEDライト](https://rayxbass.com/wp-content/uploads/2017/12/IMG_9186.jpg)
LEDはかっこいい青色の大型です。
![Bass RC Boosterのロゴ](https://rayxbass.com/wp-content/uploads/2017/12/IMG_9190.jpg)
ロゴと各部の説明表記。
DCアダプタの挿入口が何故かサイドなのが唯一の弱点か。
使用感
原音を損なうことなく、素直に音量と音圧をあげてくるBass RC Booster。
さりげなく倍音が付加されるので、ペダルを踏むと綺麗に音抜けが増します。
ビッグバンドのような金管上物と混合でのステージでも、ベースがクッキリと前に出てきます。
さらに、倍音効果で音の輪郭がハッキリします。
無理やり作った輪郭ではなく、あくまで自然に、優雅に音の粒を引き立ててくれます。
オフラインの時には、もちろんトゥルー・バイパス搭載です。
Bass BB preampと比べて
![MS-60Bに搭載されたBass BB preamp](https://rayxbass.com/wp-content/uploads/2017/12/IMG_9200.jpg)
よく比較される、同社のBass BB Preampと比べてみて。
BB Preampを使ったコトがある方ならとってもイメージしやすいと思うんですけど。
BB PreampはGainを上げていくと、ディストーションのペダルとして使えるレベルで歪むんですよね。
Gainをフラットにしていても、Bassのノブを回していくと歪んでいきます。
一方、RC Boosterは全く歪まないのが特徴です。
Gainを回すと、クリアに純粋に音量と音圧だけが上がっていきます。
Bassのノブも同様に、綺麗に低域の膨らみだけが付加されていきます。
薄くかけるとアンプがドライブしたようなサウンドを得られるBB Preamp。
原音を決して壊さないナチュラルなRC Booster。
これは巷でも良く言われる評価なのですが、
「BB Preampのほうが名前に反してブースター系で、RC Boosterのほうがプリアンプ系である。」というのは本当に大正解な印象だと思います。
EQ
絶妙に気持ち良い周波数にチューニングされた2 Band EQ。
Bassは90Hz-500Hz。
Trebleは800Hz-8KHz。
可変幅は±15dbずつ。
ピンポイントでベーシストが大好きな美味しい帯域を狙った作りです。
▶︎ベースの目線から見た各帯域のお話
![12時で引っかかるノブ](https://rayxbass.com/wp-content/uploads/2017/12/IMG_9188.jpg)
EQのノブは、12時(フラット)の位置で一度引っかかるようになっています。
痒いところに手が届く嬉しい仕様です。
時計回りでブースト、反時計回りでカットになります。
カットを利用することで、相対的に500Hz-800HzのMidを持ち上げることもできますね。
柔軟に音色を変化させられる、効きの良いEQ。
存在感アピールをしたい時にはBassのつまみを。
スラップの時にTrebleをちょっと足してあげると、煌びやかな音色が手軽に完成します。
Bass RC Boosterは信頼のブースター
接続するベースがパッシブでもアクティブでも、その真価を発揮します。
ヴィンテージなジャズベからアクティブのスティングレイまで、来るもの拒まずのマルチな対応性能です。
僕の愛機G&L L-2000とも最高に相性が良く。
G&L特有の暴走気味な音色を、優しく包み込んでしっかりコントロールしてくれます。
「初めての現場に入るときに、何か1つだけエフェクターを持ち込むとしたら?」僕は間違いなく、このBass RC boosterを採用します。
「これさえ通しておけば、とりあえず通用する音になる」という信頼のブースターです。