【厳選】オススメのベース用ヘッドホン4選!練習にもレコーディングにも!

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ベース用ヘッドホンについて
こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。
Twitterからの質問です。

Question

「オススメのベース練習用のヘッドホンを教えてください」

Answer

・SONY/MDR-CD900ST
・audio-technica/ATH-M50x
・AKG/K240MK2
・PJB/H850

こちらの4機種をピックアップしてみました!
自宅での練習やレコーディングにかかせないヘッドホン。
選択肢が多すぎるので、どのヘッドホンを使ったら良いのか迷ってしまいますよね。
これまで何十種類もヘッドホンを使用してきた和明さん。
今回の記事では、ベースの練習にオススメのヘッドホンを4種類紹介してみようと思います。

オススメのベース用ヘッドホン

SONY / MDR-CD900ST

SONY ( ソニー ) / MDR-CD900ST
まずはやっぱりSONYが誇る国内最強の業界標準ヘッドホンMDR-CD900ST
すべての基準になるヘッドホンということで、最初に紹介しておきます。
どこのスタジオに行っても必ず置いてある子。

プロ御用達の超フラットな味付けゼロのサウンド。
弦がフレットにあたる瞬間のノイズまでばっちり聞き取れる鮮明感。
よく言えば徹底的に素直な音。
悪く言えばつまらない音。


まさに業界標準の称号にふさわしい業務用のヘッドホンです。
きめ細やかな素直すぎるサウンドになるので、キャビネットシミュレーターなどを噛ませて生音感を再現してあげましょう。
和明さん
SONY ( ソニー ) / MDR-CD900ST
僕は仕事のスタイル上、ライブ感よりも音源としてレコーディングされたときのパッケージ感を重視しているのでモニターヘッドホンが最適解です!

audio-technica / ATH-M50x

audio technica ( オーディオテクニカ ) / ATH-M50x
audio-technicaから販売されている密閉ダイナミック型のヘッドホンATH-M50x
上記のCD900STが日本の標準モデルなら、こちらのM50xは米国の標準モデルになります。
モニターヘッドホンということで、かなりフラット寄りなキャラクターですが「低音の解像度が高い」というベーシストには嬉しい特徴があります。
CD900ST以上にベースラインやドラムのキックがハッキリ聞き取れるチューニング。
かといって、決して下品に強調されているわけではないのが売りポイント。

タイトな低音とクリアな高音域。
前身のM50(生産終了)と比べると重量が軽くなり、音のクリア感が上がっている完成系のヘッドホンになります。
和明さん
audio technica ( オーディオテクニカ ) / ATH-M50xRD
カラーバリエーションはブラック、ホワイト、グレー、ブルー、レッド、バイオレットの全部で6種類。
レッドがアイアンマンっぽくて素敵…!

MDR-CD900STとATH-M50xの比較

SONY ( ソニー ) / MDR-CD900ST
audio technica ( オーディオテクニカ ) / ATH-M50x
MDR-CD900ST VS ATH-M50x
よく比較されやすいCD900STとATH-M50x。
僕のなかの大まかな所感は以下の通り。
CD900STは音ひとつひとつの粗探し、全体のバランスチェック用。
M50xは音楽そのものの調整用。
CD900STソフトウェア音源やデジタルシミュレートされたサウンドを「あぁ、デジタルの音だ」と聞き分けることができるほどのクリア感。
M50xデジタル系の音でも音楽としてのニュアンスを拾える迫力。
CD900STはとにかくフラット。
M50xはほんのちょっとだけドンシャリ気味。
ミックスのとき、M50xで調整したあとでCD900STで確認をするとMIDがもやもやして聞こえます。
CD900STに立体感(迫力)を付加したのがM50x

こんな感じ。
和明さん
楽器をレコーディングするならCD900ST、 ボーカルをレコーディングするならM50xをモニターに使いたいです!

AKG / K240MK2

AKG ( アーカーゲー ) / K240MK2
AKGから販売されているK240MK2
セミオープン型という少々特殊なタイプのヘッドホンになります。
音場に奥行きと立体感があって「スピーカーで鳴らしているようなサウンド」がこの機種のポイント。
臨場感のある音を楽しむことができます。

こちらもスタジオモニターヘッドホンを謳っていますが、CD900STのように「超絶鮮明!めっちゃクリア!」というような印象はありません。
観賞用寄りのキャラクターですね。 ウッドベースの胴鳴りまで、しっかり再現してくれる子。
あくまで誇張されているわけではなく、素直で聞き取りやすいサウンドを鳴らしてくれます。

AKG ( アーカーゲー ) / K240MK2
ヘッドバンドを頭のサイズに合わせて自動で調整してくれる「セルフアジャスト機構」が採用されているのもAKG製ヘッドホンの特徴です。
和明さん
前述の2機種に比べると、圧迫感がないので長時間に使用にも向いています! 世界中のレコーディングスタジオや放送局で愛用されていることからも、その使いやすさが伺えますね!

PJB(PHIL JONES BASS) / H850

PJB(PHIL JONES BASS) ( フィルジョーンズベース ) / H850
JPBから世界初のベーシスト専用ヘッドホンとして開発されたH850
1万円以下でお迎えできるお手頃価格帯からのエントリーです。
生徒さん
PJB(PHIL JONES BASS) ( フィルジョーンズベース ) / DOUBLE FOUR BG-75 Black
おぉ!
よく見るベースアンプのメーカーだ!
発売以来、ベースの練習用として名を馳せた商品。
ベース向きの周波数にチューニングされた固めのサウンドが特徴です。
ベース特化だからと言って高音が曇っているわけではなくて、ハイもきちんと明瞭感があってクリアに聞き取れるのがこのヘッドホンの不思議なところ。
公式アナウンスでは
「ベースプレイヤーにオススメのモデルだけど、オーディオ用として幅広く使用できる設計だよ!」
ということになっています。
楽曲のリスニング用としては好みが分かれるところ。
激しく味付けされているので、ミックス作業にはあまり向かないかなーといった印象です。
ベースの耳コピが苦手な人にこのヘッドホンを使ってもらったところ「めっちゃコピーできるようになった!」という感想をいただきました。
和明さん
アップライトベースのような重心の低いどっしりとしたベースは聞きやすい印象です!
逆に、バッキバキなスラップベースなどは他の高解像度なヘッドホンのほうが倍音までしっかり感じられます。

まとめ

装着感に関しては個々の使用感のお話になってくるので、 重低音ヘッドホン特有の無理やりLowを持ち上げたボワボワな低音を聴きながら練習するよりも、高解像度なスタジオモニターヘッドホンを使って練習することをオススメします!
生徒さん
モニターヘッドホンを使うと自分の演奏の粗さがよく分かりますね…。
和明さん
自分の下手くそポイントを見つけられるのは上達への近道です!
たくさん落ち込んで、たくさん練習して、どんどん上手くなっちゃいましょう!
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