今回のテーマはこちら!
Theme
「キャビネットシミュレーターを選んでみよう!」
Conclusion
・ペダル型
・DI型
・ラック型
・ヘッドホン型
出音の色を決定付けるキャビシミュを用途に合わせて用意しましょう!
・DI型
・ラック型
・ヘッドホン型
出音の色を決定付けるキャビシミュを用途に合わせて用意しましょう!
キャビネットシミュレーターの技術進歩は凄まじく、最近では
- 「安いキャビネットを買うくらいなら、キャビシミュを使ったほうがいい」
- 「素人がヘタにマイキングするくらいなら、キャビシミュを通した音で録ったほうがハイクオリティ」
より生音らしいサウンドを追求したい方には、ぜひキャビネットシミュレーターにも拘っていただきたいところです。
キャビネットシミュレーターとは?
通常ベースアンプからの音をレコーディングするときには、専用のスタジオでキャビネット(スピーカー)からの出音をマイクで拾って録音します。
宅録でこの環境を再現しようとしても自宅で鳴らせる音量には限界がありますし、なによりもセッティングが大がかりで大変です。
そこで、
- スタジオ
- キャビネット
- マイク
宅録のときには、ベースからの信号の最後尾に噛ませてレコーディング環境をシミュレートします!
オススメのベース用キャビネットシミュレーター
MOOER / Radar
まずはMOOERから販売されているRadar。ワンノブ、デジタル液晶のフロアペダル型のキャビネットシミュレーターになります。
本体には30種類のキャビネット、11種類のマイク、4種類のパワーアンプのモデリングを内蔵。
超小型のボディに濃縮されてるとは思えないハイクオリティな一品です!
キャビネットはFender, Marshall, Vox, Ampeg, Orangeなどなど有名どころが勢揃い!
マイクもShure, Sennheiser, AKGなどの定番モデルが一通り用意されています!
マイクもShure, Sennheiser, AKGなどの定番モデルが一通り用意されています!
ヘッドホンアウトが付いているので、自宅での練習にも最適。
ライブはもちろん、宅録にも安心して使えます。
PCとUSB接続して、カスタムIRをロードすることも可能です!
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Mooer公式サイトからエディタをダウンロードすることで、WindowsでもMacでもIRを読み込むことができます!
IRについて
< div class=”simple-box” style=”margin-bottom: 20px;”>Impluse Response
先生、IR(あいあーる)って何ですか?
IRはImpluse Response(インパルス・レスポンス)の略で、教科書的には「空間の音響特性」を意味する言葉です。
音楽的には「キャビネットから鳴っている音をキャプチャしたデータ」という解釈で間違いないでしょう。
ネット上にも「IRデータ」と呼ばれるデータがたくさん出回っていて、それをダウンロードしてキャビネットシミュレーターに読み込むことでより多くのキャビネットを再現することができるようになります。
分かりやすく言うと
・シミュレーター= ゲーム機
・IR=ゲームのカセット
みたいなイメージでしょうか!
「IR対応」のキャビネットシミュレーターを選択することで、より幅広い音作りが可能になります!
・シミュレーター= ゲーム機
・IR=ゲームのカセット
みたいなイメージでしょうか!
「IR対応」のキャビネットシミュレーターを選択することで、より幅広い音作りが可能になります!
Two notes / Torpedo C.A.B. M
Two notesから販売されているTorpedo C.A.B. M。こちらはDIタイプのキャビネットシミュレーターになります。
公式では「スピーカーシミュレーター」とアナウンスされています。
本体側面にXLRバランスアウトが付いているので、DIとしてそのままレコーディングに使用することができます。
ベーシストには嬉しい仕様ですね!
誰が聴いても本物のキャビネットの音。
デジタル臭さがなく、プロのサウンドを忠実に再現することができます。
ギター用・ベース用あわせて32種類のバーチャルキャビネットを内蔵。
マイクはダイナミック・コンデンサ・リボンあわせて8種類。
さらにパワー・アンプも全8種類のシミュレートが可能。
ベースの温かみを存分で発揮できる真空管アンプに拘りたいベーシストには、こちらがおすすめ。
Two notes製のキャビネットシミュレーターは、超有名キャビシミュプラグインTorpedo Wall of Soundと連携することができます!
Two notes / Torpedo Live
同じくTwo notesから販売されているTorpedo Live。こちらはラックタイプのキャビネットシミュレーターです。
Liveという名前のとおり、宅録はもちろんライブでも活躍できる仕様の実用モデルです。
マイク録りしたような臨場感のあるサウンドを、そのままミキサー宅に送ることができます。
最高峰のサウンドをラック一台で再現。
バーチャルのキャビネットを32種類内蔵。
マイクの位置や種類も細かく設定することが可能。
前述のDIタイプのモデルと比較して、ロードボックスの機能までついている大盤振る舞い仕様です!
ロードボックスとは
ロードボックスって何ですか?
別名ダミーロードボックス。
通常、真空管アンプヘッドからの信号を直接ミキサーやオーディオインターフェイスに送ってしまうと、抵抗の関係でアンプに負荷がかかって破損してしまうんです。
そこでロードボックスを噛ませることで、負荷を減らしてお手持ちの真空管アンプヘッドから直接LINE録りができるようになります!
「真空管アンプを安全にLINE録りするための抵抗器」がロードボックスです!
BOSS / WAZA-AIR
最後に変わり種をひとつ。BOSSから販売されているWAZA-AIR。
こちらはヘッドホン型のアンプになります。
本体にジャイロセンサーとキャビネットシミュレーターが搭載されていて、首の向きや角度に合わせて音が聞こえてくる方向が変わります。
実際にアンプ・キャビネットの前で演奏しているような聴こえ方がするVRのようなヘッドホンです。
空間の残響までシミュレートしてくれるので、もはや「ステージシミュレーター」といった感じの次世代練習用機材です!
聴こえている音をアウトプットするLINEOUTがついていないので、完全に練習用のアイテムになります。
ベースでも使えるんですか?
広レンジのBASSモードが用意されているので、ベースにもしっかり対応しています!
わずらわしいケーブル類が必要ないワイヤレス仕様。
ベースのジャックに送信機を差し込むだけで使用することができます。
連続動作時間は最大で約5時間。
KATANA ampから受け継いだ上質なサウンドをスマホのアプリを使って手元で簡単に音作りが可能。
Bluetooth接続でバッキングトラックを流しながら演奏をすることもできます!
もちろん普通のヘッドホンとしても品質十分。
発売当初は何度入荷しても即在庫切れになっていた大人気商品。
自宅で「キャビネットを背にした環境で演奏がしたい」という方には、とってもオススメの一品です!
まとめ
LINE録りの味方、キャビネットシミュレーター。どんなスタジオやライブハウスでも、常にいつもの自分の音で演奏ができる魔法の箱です。
アンプシミュレーターと合わせて、キャビシミュにも拘って本物のサウンドを追求しちゃいましょう!