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プリアンプとアンプシミュレーターの違いについて分かりやすく解説します

プリアンプとアンプシミュレーターの違い

こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。

お問い合わせフォームからの質問です。

Thema「プリアンプとアンプシミュレーターの違いってなんですか?」
Answer楽器の信号を味付けするのがプリアンプ!アンプからの出音を再現するのがアンプシミュレーターです!

どちらも「アンプ」という単語が入っているので、混同しやすいプリアンプとアンプシミュレーター。

このふたつは用途がまったく異なるものです。

この機会に正しい機能と使い方を覚えて、理想の音に近付くために役立ててください!

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プリアンプとアンプシミュレーターの違いについて

事前知識

アンプヘッドとキャビネット

事前知識。
通常、アンプは「アンプヘッド」「キャビネット」という2つのユニットで構成されています。

女の子
生徒さん
AMPEG ( アンペグ ) / SVT-4PRO ベース用アンプヘッド

これがアンプヘッド!

AMPEG ( アンペグ ) / SVT-810E ベース用キャビネット

こっちがキャビネットですね!

和明さん

その通り!
アンプ=amplifier(増幅)の略であることも、合わせて頭の片隅に入れておいてください!

Check

※アンプ=スピーカーという意味ではありません!

プリアンプについて

TECH21 ( テック21 ) / Sansamp サンズアンプ/Bass Driver DI V2 定番プリアンプ

まずはプリアンプから。

アンプヘッドの中の「楽器からの信号をベースらしい音に味付けして、なおかつツマミで好みの音に調整する機能がある部分」のことをプリアンプと呼びます。

ベーシストに馴染みのあるペダル型のプリアンプは、アンプヘッドの中にある音色補正の部分だけを抜き出したものなんですね。

和明さん

「音を補正するための回路」という意味では、コンパクトエフェクターもプリアンプの一種ということになります!

パワーアンプについて

QSC ( キューエスシー ) / PLD4.2 4チャンネル・パワーアンプ

プリアンプの説明のついでに、パワーアンプについても触れておきましょう。

アンプヘッドについての説明

通常のアンプヘッドは、プリアンプとパワーアンプで構成されています。

ベースからの信号をキャビネット(スピーカー)から出力できるレベルまで増幅させる機能をもったユニットのことをパワーアンプと言います。

和明さん

プリアンプで補正されたサウンドが、パワーアンプで増幅されます!

アンプシミュレーターについて

Kemper Profiling Amplifier ( ケンパープロファイリングアンプリファイヤー ) / Kemper Profiling Power Rack

次にアンプシミュレーターについて。

「実際にアンプで鳴らした音を再現してくれるもの」をアンプシミュレーターと言います。

プリアンプ+キャビネットシミュレーター = アンプシミュレーター

という認識で良いでしょう。

プリアンプを通った信号は、キャビネットを通して初めて「ベースらしい音」になります。

和明さん

一般的には「楽器の出音の50%はキャビネットによって決まる」と言われています!


レコーディングスタジオのキャビネットとマイク

出音を決定付けるキャビネットのサイズやマイクの位置。
そこまで再現してくれるのがアンプシミュレーターです。


アクティブベースに搭載されているプリアンプについて

MUSICMAN ( ミュージックマン ) / StingRay Special HH Classic Natural

アクティブのベースに内蔵されているプリアンプについての解説です。

和明さん

SEYMOUR DUNCAN ( セイモアダンカン ) / STC-3M4 Music Man Active Preamp - 3band 4 Knobs

アクティブサーキットと呼ばれる回路ですね!

アクティブベースのプリアンプは、パッシブベースのノイズ対策用に開発されたのが起源です。

インピーダンス変換によって、ノイズを減らすことが主な目的なんです。

和明さん

インピーダンスについては「DI(ダイレクトボックス)の役割とは?」の記事で詳しく解説しています!



音色の変化やEQの可変機能は、その副産物になります。

「音色を補正するユニット」という意味ではプリアンプで間違いありませんが、メインの目的が違うことを覚えておきましょう!

まとめ

プリアンプ
パワーアンプ
アンプシミュレーター
アクティブサーキット

… 音色の補正
… 音の増幅
アンプの音を再現
ノイズ対策用回路

――などなど、細かく紹介してきましたが。
最終的に一番大切なのは、自分の求める理想のサウンドが作れているかどうかになります。

アンプシミュレーターをプリアンプ的に使うこともできるし、アクティブサーキットの回路にメインEQを任せることもできます。

音楽には「絶対にこうしなければいけない!」というルールはないので、正しい知識を持ったうえでいろいろ試してみてください!