こんにちは、ベース講師の和明さん(@KAZUAKI_virgiL)です。
今回の記事は
「ルーパーを使った演奏の音量調整」という内容でお送りします。
音作りの段階での調整が重要です!
リアルタイムで音を録音しながら演奏するルーパーを使ったパフォーマンス。
とってもカッコいいプレイングなのですが、実際に演奏してみると「なんだかバッキングが聞きにくい…」という悩みに直面する人が続出。
今回は、そんなルーパーの音量バランス問題の解決策についてお話していきます。
ルーパーを使うときの音量調整について
こちらが今回の例。
仮面ライダーディケイドの音撃セッション曲を演奏してみました。
撮影時間、わずか6分!
なんて雑なんでしょう!
完全にノープラン。
撮影自体は6分なんですけど。
音作りには1時間以上かけています。
その理由は音量バランスの調整です。
音量の調整ポイント
ルーパーを演奏するときの音量調整ポイントは2ヶ所。- 各音色パッチの音量
- ループ音の音量
マルチエフェクターを使用していることを前提とした説明です。
ルーパー(今回はBOSS RC-1)についているボリュームレベルのノブは、最後に演奏する主旋律(メロディ)と録音したバッキングとのバランスを調整するためのものです。
なので、ループさせる素材の音量を綺麗に揃えたい場合には演奏前の音作りの段階でバランスを調整しておく必要があります。
1.各音色パッチの音量
音作りの段階で、全体の音量バランスを調整します。
今回の動画で使用した音色は
- 1ループ目: 和太鼓
- 2ループ目: ベース
- 3ループ目: ギター
- 4ループ目: トランペット
ZOOM MS-60Bを使って4種類以上のパッチを使い分ける方法は「ルーパーを使って丸の内サディスティックを弾いてみた」という記事で紹介しています!
ループ録音後の音量バランスを考えながら各パッチのコンプレッサーやアンプシミュレーター、イコライザを調整していきます。
完成形が想像できない人は、ルーパーを使って実際に録音しながら音量バランスを調整していきましょう!
まとめ
Point
- ループパフォーマンスをするときのボリュームバランスは、エフェクター側で事前に調整しておく!
それぞれの音色トラックのフェーダーを動かしてあげる感覚です。
DTMなんかを経験していると、イメージしやすいかもしれません。