こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。
問い合わせフォームからの質問です。
Question
「5フレット以上移動するフレーズを早く演奏することができません」
とっても分かります。
「1フレット1フィンガー」が基本のエレキベースでは、5フレット以上をまたぐようなフレーズは本来は規格外なんです。
指板上で自由に動かせる指は4本ですからね!
また、ベースはギターに比べるとフレット幅が広い楽器なので、ますます露頭に迷ってしまう運指構成なんですね。
でも大丈夫!
きちんと5フレットのフレーズに対応するための強化練習を行うことで、必ずスムーズに演奏できるようになります!
今回の記事では、5フレット以上をまたぐフレーズのための練習方法についてお話してみたいと思います。
5フレット以上開くフレーズに対応する練習
じゃじゃん。
こちらが今回の練習譜面です。
分かりやすいように5連符の表記で用意してみました。
何の変哲もないクロマチック(半音ずつ上下する)のフレーズです。
練習フレーズの解説
上昇
まずは人差し指の強化から始めましょう。
1フレットをピッキングしたら、そのまま人差し指をスライドさせて2フレットにポジションチェンジします。
この時、スライド音が目立たないように気をつけましょう。
通常の1フレット1フィンガーの運指のときと、出音が変わらないようにピッキングしてみて下さい。
通常の1フレット1フィンガーの運指のときと、出音が変わらないようにピッキングしてみて下さい。
もし可能であれば、5フレットのAの音を途切れさせないように小指で押さえたまま3弦1フレットを押さえてみましょう!
下降
折返しのフレーズも同じです。
人差し指強化のときには、人差し指を使ってポジションをチェンジします。
他の指の強化も同じように
強化する指を決めて、その指でポジションチェンジ
中指強化の上昇
中指強化の降下
同様に他の指の強化も行いましょう。
- 人人中薬小
- 人中中薬小
- 人中薬薬小
- 人中薬小小
パターンさえ掴めてしまえば誰でも必ず弾けるフレーズなので、1音ずつ丁寧に練習してみましょう!
ネック裏の親指の位置について
ポジションを移動する際、ネック裏の親指も合わせて移動させるようにしましょう。
親指の負荷を抑えて、脱力しやすいフォームを維持することができます。
まとめ
- 各指でポジションチェンジしながらの演奏
ポジションチェンジのニュアンスが音に表れないように、ピッキングのタイミングに注意しながら練習しましょう!
今回の強化練習が応用されている練習記事
▶自由にアドリブ演奏したいベーシスト必見!指板上の視野を広げる練習
▶自由にアドリブ演奏したいベーシスト必見!指板上の視野を広げる練習