こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。
生徒さんからの質問です。
Question
「スラップの『ロータリー奏法』ってどうやって弾けばいいんですか?」
Answer
①サムダウン→②サムアップ→③プルを連続して行う奏法をロータリーと呼びます。
ロータリーは、それぞれの奏法がきちんと弾けることが前提になります!
ロータリーは、それぞれの奏法がきちんと弾けることが前提になります!
スラップの基本奏法の合わせ技、ロータリー奏法について解説します。
- サムダウン
- サムアップ
- プル
各種奏法の詳しい弾き方と基礎練習を個別に記事にまとめてあるので、まだお済みでない方は合わせて練習してからロータリー奏法に挑戦してみてください。
スラップの基本奏法に関する記事
サムピング(サムダウン)の基本と基礎練習
サムアップが綺麗に鳴らない人にコツを解説!
プルの解説と基礎練習!格好良い音を出す方法
スラップのロータリー奏法について
ベースのロータリー奏法のやり方
一発目のサムダウン。
二発目のサムアップ。
三発目のサムアップ。
これを循環させて演奏するので、ロータリー奏法と呼ばれています。
横から見ると、手が円を描くような軌跡になります!
スラップのロータリーのサウンド
- Down … サムダウン
- Up … サムアップ
- Pull … プル
連続して演奏すると、こんな感じの3連のサウンドになります。
ゆっくり弾くとこんな感じ。
アップダウンプル、アップダウンプル。
最初はゆっくり丁寧に練習しましょう!
スラップのロータリー奏法の注意点
関節の使い方
手のブレを安定させようとして、親指の関節に頼ってサムピング(アップ・ダウン)をすると腕が疲れて痛くなります。
可能な限り腕のユニット全体を使って、ロータリー中の力を逃すことを意識しましょう!
- サムアップの跳ね上げ
- プルの手首の動き
この2点の動作を小さくすることで、手のブレを抑えることができます。
スラップのロータリー奏法の基礎練習
基礎練習
まずは弾きやすい1弦と3弦を使った練習から。
次に2弦と4弦を使った練習。
2弦をプルする際に、指を雑に入れてさかむけになってしまわないように注意しましょう!
上記ふたつの練習に慣れたら、弦を一小節ごと移動する練習もしてみましょう。
応用練習
ダウン・ダウン・アップ・プル
ロータリー奏法の前に一発サムピングを混ぜたフレーズの練習。
とってもよく使うスラップパターンです!
二連続のサムダウンのリズムに注意です!
ダウン・アップ・プル・プル
ロータリー奏法にダブルプルを複合した練習。
難易度はかなり高め!
ロータリーとダブルプルはどちらも難しい奏法なので、弾けないときはパーツごとに分けて練習してみましょう!
ダウン・アップ・アタック・プル
最後にロータリーの中にゴーストノートを組み入れる練習。
8分裏のアタックは右手で鳴らします。
サムピングのオルタネイト+アタック+プルという感覚で弾いてみると上手くいくと思います!
スラップのロータリーが弾けないときは
- サムダウン
- サムアップ
- プル
ロータリー奏法を行うためには、この3つの奏法を極めている必要があります。
ロータリー奏法に引っかかりを感じる人は、まずは各パーツごとに基礎練習をしてみましょう!
何事も基本が大切です!
速度的に、またはフレーズ的に間に合うのであればサムダウン2連続+プルのコンビネーションで演奏しても全く問題ありません。
状況に応じて使い分けるようにしましょう!
ほかの奏法で間に合うのに、わざわざ難しいロータリー奏法を使う必要はどこにもありません!