こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。
みなさんは、プロのミュージシャンの方とセッションでご一緒したことはありますか?
スタジオミュージシャンの生の演奏を見たことはありますか?
上記の質問にYESで答えた方は、演奏技術の高さはもちろんのこと、その圧倒的なリズム感の差に驚いたことでしょう。
楽器の演奏においてプロとアマチュアの決定的な違いはリズム感です。
「演奏が上手くなりたいならメトロノームと友達になろう」とか「プロになりたいならメトロノームと仲良くなろう」なんて言葉を巷でよく耳にします。
まさにその通りで、最も効率よく自身のリズム感を養い鍛えることができるツールとしてメトロノームは非常に有効です。
「メトロノーム、使ってますか?」BASS NOTEのレッスン記事も、メトロノームの使用を前提に進行していきます。
▶︎カテゴリ: リズムトレーニング
この記事では僕が普段使っている2種類のメトロノームを紹介します。
これから高性能なメトロノームをお迎えしようと思っている方や、使い古したメトロノームの買い替えを検討している方の参考になれば幸いです。
ベース用のオススメのメトロノーム
KORG TM-50
KORG TM-50
対応BPM: 30〜252
(テンポ精度: ±0.3%)
連続使用時間: 22時間(バックライト有り)
僕が使っているのはシナモロールモデル(TM-50-SCN)です。
シナモン男子の僕のために、彼女がプレゼントしてくれました笑
サンリオピューロランドではしゃぐシナモン大好きベーシスト。
液晶画面が見やすいオレンジのバックライトを搭載しているので、部屋が暗くても大丈夫。
この機種の大きな特徴として、チューナーとメトロノームの同時使用が可能です。
またチューナーの反応速度も早いので、コントラバスの基礎練習の際には大変役立ちました。
測定精度は±1セント。さすがは《精度のKORG》です。
※フレットがないので、自分の感覚で音程を合わせていく必要があります。
吹奏楽などの管楽器の練習でも、そのレスポンスの速さとピッチの測定精度は非常に役立つと思います。
BOSS DB-30
BOSS DB-30
対応BPM: 30〜250
(テンポ精度: ±0.1%)
連続使用時間: 20時間
操作性も簡単でシンプルなBOSS Dr.Beatシリーズの中のコンパクトなモデルです。
専門学校入学当初に購入して以来、 ずっとスタジオで使い続けてきました。
上の写真を見ると、使い込み過ぎて文字が禿げてきてますね(笑)
ポケットに入るサイズで尚且つとても軽いので、僕はベースのギグバッグに入れっぱなしにしてあります。現場での仕事において、取り回しの良さというのはとても大切です。
BOSS製品といえば《優れた耐久性を誇る安定の機材》という定評が僕の中ではあるんですね。
例に漏れずこちらのDB-30。もう6〜7年間かなり雑な扱いをしてきたのですが、一向に壊れるそぶりを見せません。
ちなみにチューナー機能は搭載していませんが、クロマチックで基準音を出すことができます。音叉の感覚で楽器のチューニングを行うことが可能です。
各メトロノームの比較
せっかく二種類を併用しているので、KORG(シナモン)とBOSS(Dr.Beat)を比較してみたいと思います。
詳しい仕様は各種の公式サイトなり、本格的なレビューサイトさんをご覧ください(笑)
この記事では、あくまで使用感の比較のみ行いたいと思います。
1.音量
まずは音量です。
どちらも本体のボリュームノブをMAXまで上げた時にスピーカーから出力される音は、BOSSのほうが少しだけ大きいです。
と言うより、BOSSのほうは耳に刺さるようなタイトな音がします。電子メトロノームらしい音ですね。
KORGの方は、もう少し丸い音です。ファミコンゲームのカーソル移動音みたいな。
かと言ってそれがテンポをガイドするために機能しないかというと、そう言う話ではなくて。こればっかりは人それぞれの好みの世界になってくると思います(笑)
僕個人としては、
- 長時間聴いていても疲れないのはKORG
- 真面目な気合が入るのはBOSS
2.針
KORGとBOSSでは針の動きが違います。
針はBOSSのほうがタイトに動きます。
gif動画
一方KORGは気持ちふわふわ。
gif動画
練習中に画面を見ることなんてないので、あんまり関係ないとは思うんですけど(笑)
この針の動きにも、個人的な好みの差が出てくると思います。
あなただけの相棒を見つけましょう
どちらもそれぞれに長所があるので、使用する場面や用途に合わせて自分にあったモデルを探してみましょう。
ちなみに僕は、普段のチューニングにはペダルタイプのものやクリップタイプのものを使っているので、メトロノームにチューナー機能がついていても実はあまり使っていません。
なので、
「機能がいっぱいついてるからコレにしよう!」という選び方が一概に正しいワケではないと思います。
見た目や大きさ、電池の持ちなど、あなただけに合った究極のメトロノームを探してみて下さい!