こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。
ギターでも、ヴァイオリンでも、全ての弦楽器奏者が必ず鍛えなければいけない必須スキルの一つとして『右手と左手のタイミングを合わせる』というものがあります。
もちろん我々ベーシストも例外ではありません。
右手のピッキングと左手の押弦のタイミングが合わないと、具体的に演奏にどんな影響が出てくるのか説明できますか?
- 狙ったタイミングで発音できない。
- 音が細切れになってしまう。
- 余計な力がかかってしまう。
満足に音を出すこともできないんですから、当然です。
そんな大切なスキルなのにも関わらず!
ベースを始めたての頃に何となく練習したことはあっても、本気で両手のタイミングの練習をしたことがある人は意外と少ないようです。
今回は、僕が普段行っているタイミング合わせの練習を紹介します。
右手と左手のタイミングを合わせる
Lesson
- Lesson.1
模範演奏はBPM=75、Key=B♭で用意してみました。
ハナマル☆センセイション – Little Nonの間奏…らしきフレーズ。
※練習用に改変してあるので、原曲通りの正しいフレーズではないです。
・人差し指と中指
狭いフレット間の動きの練習
・人差し指と小指
広いフレット間、尚且つ弦を跨いだ運指の練習
レイキングを安定させる練習
・人差し指→中指→小指
・小指→中指→人差し指
実戦で頻繁に使われる音階を上下する動きの練習
など、実用性の高い指の動きが盛りだくさんに含まれたフレーズになっています。
プリングやハンマリングなどを使用せず、必ず全ての音をオルタネイトのフルピッキングで演奏して下さい。
このフレーズを、BPM=90〜110くらいでも音をごまかさずに安定して演奏できれば完璧です。
自分を鍛える基礎練習に「妥協」や「誤魔化し」は厳禁です。
その甘えが、後々の大きな差につながります。
最初は遅いテンポから、1音1音を確実に発音することを意識して演奏してみましょう。
- Lesson.2
また、2フレットスタート、3フレットスタート…など、どのフレット上でも演奏できるようにランダムで練習してみましょう。
各弦、各フレット、あらゆるポジションに対応できるようになりましょう。
まとめ
いかがでしたか。
このフレーズでどんな場面の運指も補完できるよ!というワケではありませんが、確実に両手のタイミング合わせとして有効なのは保証します。
大切なのは《丁寧さ》です。
1音ずつを疎かにせずに、音符の長さギリギリまで弾ききることを心がけて練習してみて下さい。
ありがとうございました。