ベーシストのための1週間で五線譜が読めるようになる方法【へ音記号】

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HIYAMAノート
こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。

「みなさん、五線譜は読めますか?」

あのおたまじゃくしの羅列を見るだけで拒否反応を起こして心臓が麻痺してしまう方も少なくないんじゃないでしょうか。
実際、現場で演奏するプロの方でも五線譜が読めない人はたくさんいます。

かくいう僕も演奏屋の仕事をしている身でありながら、つい最近まで音符なんて読めませんでした(笑)

我々にはTAB譜という強い味方がいるので、バンドスコアなんかを買って演奏するぶんには困ることもないでしょう。
耳が良ければ、耳コピしちゃえば良いですしね。
ただ、読めたほうが便利なのは間違いないです。
僕も最終的には「あ、これ読めないと仕事にならない」という結論を余儀なくされて、読譜を習得しました。

なにもピアニストや吹奏楽の方のように、初見でスラスラ読める必要なんてありません。
何となく「ソードーレー…」とふわふわ理解できれば十分です。
演奏したい曲のTAB譜が出回ってない時とか。
忙しい時にササッっとメロディをメモしておきたい時とか。
フレーズについてバンドメンバーと相談し合いたい時とか。
譜読みができると、ベーシストとしての作業効率が大幅に上昇します。
スタジオミュージシャンみたいに《五線譜を読めるのが仕事》みたいな世界もありますしね。

今回の記事では、ずっと五線譜が苦手だった僕が「一週間で五線譜が読めるようになった方法」を紹介したいと思います。

1週間で五線譜が読めるようになるHIYAMAノート

その秘密兵器がこちら!
『ダブルベース「HIYAMAノート」 シマンドル習得のために』です。

コントラバスやEUBを弾く人なら必ず所有しているような超定番の本。
クラシック界の教科書的な存在です。
シマンドルについては、詳しくはWikipediaさんの項目あたりを読んでいただければ。
本来は、フレットのないコントラバスで正しい音程を習得するための基礎練習が詰まった本なんですけど。
エレキベースで五線譜を習得する上でもかなり有効です。

シマンドルの有効性

※権利の関係で軽くボカしてあります。
中身!
見てこれ!!
気持ち悪ッ!!
全面おたまじゃくしですよ!
やめてほしいね。まったく。
ちなみに、1週間もあるとコレが読めるようになります。
HIYAMAノートは、こんな感じで開放弦の音符1つずつからスタートします。
ほら、コントラバスって弓で演奏するじゃないですか。
弓で確実に綺麗な音を出すための基礎中の基礎練習、ということで1音ずつのレベルからスタートするんですね。
これならどんなに五線譜が嫌いでも、何とかなりそうですよね!

慣れてきたら少しずつ音符の数が増えていきます。
単純な開放弦の音をこれだけ丁寧に続けていったら、さすがにEADGの場所は覚えると思いませんか(笑)
和明さん
もう、最初のほうは退屈でイヤになるほど丁寧です!
開放弦を基準に、#1つずつ、♭1つずつ、半音階ずつ音程を増やしながら覚えていきます。
同じポジション上で「これでもか!」というぐらいしつこく繰り返して練習させられるので、途中で投げ出さなければ間違いなく五線譜の読解能力が身につきます。
これを1日1ポジションずつ練習していくと、おおよそ1週間で五線譜の読譜を習得することができます。

大切なのは、目を背けないこと

さらにありがたいことに。
HIYAMAノートに採用されている運指は運指練習にもとっても有効な上に、メトロノームでリズムトレーニングをしながら練習するとリズム感まで同時に身についてしまいます。
すごいでしょ?
五線譜が読めるようになると、音楽人としての世界が大幅に広がります。
もしも単調な練習に飽きてきたら。
今よりも上手くなりたいのなら。
未来の自分のために、HIYAMAノートに挑戦してみることをオススメします!
こちらが大元のシマンドルです。
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