こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。
ベーシストのためのメトロノームを使ったリズム感絶対矯正講座。
今回のテーマは
「2拍3連に挑戦してみよう」です。
2拍3連(にはくさんれん)、なにやら聴きなれない言葉ですね。
こんな表記の音符、見たことはありますか?
現代のアニソンやJ-POPなどのTAB譜をコピーして演奏しているだけだと、なかなかお目にかからない表記だと思います。
2拍3連を身につけると、変化球的なアプローチを見つけることができます。
もちろん、リズムトレーニングにも効果大です。
「おっ!?」っと周りの目を惹く2拍3連、是非是非この記事でマスターしちゃってください!
そもそも2拍3連とは
2拍、つまり4分音符2つぶんの長さを、3つに均等に割った音符です。
吹奏楽出身の方なんかには、馴染みのあるリズムなのではないでしょうか。
次の項目では2拍3連の取り方について説明します。
「3連符の裏でクリックを鳴らす練習」と「3連符の2つ目を捉える練習」の記事の練習がお済みでない方は、先にそれぞれの記事のレッスンをクリアしてみてください。
上記の2つのレッスンを終わらせておくと、2拍3連がグッと捉えやすくなるはずです!
2拍3連の取り方
まずは6文字の単語を用意してみましょう。「ささきのぞみ」でも「マクドナルド」でも何でもいいです。
今回は、僕が専門学生の頃に先生に教わった「キノコ光る」(きのこひかる)で解説したいと思います。
3連符それぞれに、文字を割り当てて考えてみます。
タカタ、タカタ、タカタ、タカタ…
きのこ、ひかる、きのこ、ひかる…
次に、1文字飛ばしで文字を読んでみます。
キノコひかる、キノコひかる、
キノコひかる、キノコひかる、
3連符の1つ目・3つ目、次の3連符の2つ目。
これが2拍3連の発音タイミングになります。
間違っても、付点8分音符などでは発音しないように気をつけましょう。
ベースで2拍3連を弾いてみよう
3連符の練習
- 推薦BPM=80〜
頭の中で「キノコひかる」と唱えながら演奏してみましょう。
2拍3連の練習
本日の重要課題。
2拍3連に挑戦してみましょう。
「キノコひかる、キノコひかる…」「キッコッカッ、キッコッカッ」と頭の中で発音しながら演奏してみて下さい。
最初は遅いテンポから始めてみましょう!
難しい時は、先に次の項目の練習をしてみて下さい。
2拍3連の強化練習
3連符と2拍3連を交互に行き来して弾いてみましょう。
「キノコひかるキノコひかるキーコーカーキーコーカー…」コツは体の中で3連符のリズムを止めないこと。
これがマスターできれば、2拍3連は完璧です!
まとめ
ベーシストのための2拍3連
学生時代に、プロの現場のおっちゃんに
「2拍3連は『タッタッタ』じゃねぇ。『タツタツタツ』だ。」と教わったことがあります。
2拍3連に挑むときにはあくまで3連のリズムで、音符を細かく取ることが大切です。
特殊な角度からのアプローチに絶対使える2拍3連。
しっかり練習して身につけましょう!