こんにちは、ベース講師の高橋和明(@KAZUAKI_virgiL)です。
Twitterからの質問です。
Question
「移調と転調の違いが分かりません。教えてください。」
Answer
曲のKeyごと変更してしまうのが移調!
曲の途中からKeyが変わるのが転調です!
曲の途中からKeyが変わるのが転調です!
言葉の意味を正しく理解していない人がとっても多い「移調」と「転調」。
言葉の誤用は指摘されたときに恥ずかしいですからね!
この記事でしっかり覚えちゃいましょう!
移調と転調の違い
まずは結論から。
- 曲のKeyをまるごと変更するのが移調
- 曲の途中でKeyが変わるのが転調
次の項目から、実例を踏まえながら詳しく解説していきます!
移調の例
カラオケにいくと、こんな感じのKeyを変更するボタンがついてますよね。
これが「移調(transposition)」のスイッチです。
曲のKeyを丸ごと変更します。
コード譜でみると、こんな感じ。
曲全体のコードが丸ごと変更されています。
セッションベーシストにとって、移調は必須技術です!
コードをディグリー(度数)でとらえることができるようになると、容易に移調に対応することができるようになります。
コードをディグリー(度数)でとらえることができるようになると、容易に移調に対応することができるようになります。
転調の例
楽曲の最後の大サビで、Keyが半音高くなる楽曲ってたくさんありますよね。
カラオケで歌っていると、最後のサビだけ音が高くなるやつです。
これが「転調(modulation)」です。
部分移調とでも言いましょうか。
コード譜でみるとこんな感じ。
曲の途中からキーが変わっているのが分かると思います。
楽曲の中に2つのキーが共存している状態です。
ベースなら、フレットを1つぶんズラしてサビを演奏するやつですね!
LEVEL5-judgelight- – fripSide
サビのたびに転調する、まさに転調のお手本のような楽曲です!
移調と転調の違いの覚え方
- 曲のKeyを丸ごと移動(イドウ)させるのが移調(イチョウ)
- 曲の展開(テンカイ)に合わせてKeyを変えるのが転調(テンチョウ)
これで完璧ですね!
まとめ
- 曲のキーをまるごと変更するのが移調
- 曲の途中でキーが変わるのが転調
一度わかってしまえばとっても簡単!
移調・転調はどちらも日常的に当たり前に飛び交う言葉なので、正しく使っていきたいですね!