こんにちは、ベース講師の和明さん(@KAZUAKI_virgiL)です。
お問い合わせフォームからの相談です。
Question
「エフェクターボードを組んでみたいのですが、どんなケースを選べばいいのか分かりません」
重量・サイズ・耐久性に注目して選んでみましょう!
エフェクターを3つ以上購入したら、ライブで使うためにエフェクターボードを組んでみましょう。
…とは言っても、どんなケースを選べば理想のボードが組めるのか悩んでしまう方も多いと思います。
エフェクターケースについての基礎知識と選び方を勉強してみましょう!
エフェクターケースの選び方
エフェクターを選ぶときに重要な判断基準になるのは、以下の3つのポイントです。- 重量
- サイズ
- 耐久性
重量
基本的に、エフェクターケースは重いです。
とにかく重いです。
ものによっては、ケースだけで7〜8kgの重さになるモデルもあります。
エフェクターケースの持ち歩きは億劫です……。
とくに大きなケース、丈夫なケースは重い傾向にあります。
自分の運搬方法(車・電車・徒歩など)を考えて、選ぶようにしましょう。
軽いエフェクターケースについて
軽量化を追求したすのこ型のボードや、
軽くて運搬が便利なソフトケースも人気です。
「自分は少しでも軽いモノが良い」という方は、軽量のモデルを探すようにしましょう!
サイズ(容量)
ケースのサイズについてです。
エフェクターケースを購入するときには、ある程度エフェクターのサイズを計算してから購入するようにしましょう。
- 持っているエフェクターのサイズ
- これから買う予定のエフェクターの大きさ
メーカーのページや通販サイトを見に行くと、必ず筐体のサイズが載っています。
サイズを参考に、必要なエフェクターケースのサイズを割り出してみましょう。
こんな感じで、エフェクターをどのように配置するか紙に描きながらサイズを計算するとイメージしやすいのでオススメです!
パッチケーブルの幅
ここで注意です!
絶対に余裕をもって採寸すること!
エフェクター同士は、必ずパッチケーブルを使って接続します。
実際にエフェクターを並べてみると分かるのですが、パッチケーブルのプラグは想像以上に幅を取ります。
ギチギチに並べて採寸してしまうと「エフェクターが1つ入らないぞ…!」なんていう悲しい事態に…!
必ずプラグの幅も考えたうえで余裕をもって計算するようにしましょう!
僕の「魔導書」では、省スペース化を図るためWARWICK製の薄型パッチケーブルを採用しています!
耐久性
これは重量の延長線上の話になるんですけど。エフェクターケースの頑丈さは重量に比例します。
手持ちで運ぶことがメインなら、安くて軽いモデルでも十分なのですが。
飛行機やトラックでの運搬も視野に入れると、やはり多少お値段が張っても重くて丈夫なケースを選んでおいたほうが安全です。
自分の使用頻度や移動距離を考慮して、必要な耐久性を考えてみましょう!
オススメのエフェクターケース
ARMORシリーズ
超定番のアルモアです!
プロ御用達のエフェクターケース。
僕がお呼ばれする演奏の現場でも、ARMOR製のエフェクターケースを利用している人はやっぱり圧倒的に多いです。
重量感は丈夫な証!
大切な高級機材たちを守りたいなら、問答無用でコイツがオススメです!
ツアーなどの遠征が多い方は、頑丈なARMORで決まりです!
Pedaltrainシリーズ
こちらは軽量界の王道!利用者がどんどん増加中のペダルトレインです!
すのこボード界の最強候補です。
とくに大がかりなシステムを組む必要がない人には、「Pedaltrain NANO Plus」がとってもオススメ!
とにかく軽量!
配線やパワーサプライを裏面に回せるので、見た目もスッキリでスタイリッシュです!
MUSIC WORKSシリーズ
ソフトケース界隈の大御所、ミュージックワークス!
薄型のエフェクターボードとケースがセットになっています。
取り回しの良さなら、実はこのタイプのケースが一番かも…?
MUSIC WORKSシリーズはショルダーベルトが便利!
キャリーにもマウントできます!
運搬の利便性を追求したソフトケースは、スタジオに入る頻度が高いプレイヤーさんには嬉しい設計です!
KCシリーズ
最後にもうひとつ!
他の大御所に比べて、1/3ほどのお手頃価格で買えちゃうKCシリーズ!
乱暴に扱ったりしないのであれば、これで必要十分!
我が家の「RECボード」には、KCシリーズのエフェクターケースを採用しています。
街の楽器屋さんで見かけるのは、だいたいKCシリーズですね。
安さ・お手軽さを求める方にはこちらがオススメです!
エフェクターケースの選び方 まとめ
Check
- 【重量】
運搬の方法は?移動手段は? - 【サイズ】
並べるエフェクターの数は?大きさは? - 【耐久性】
持ち歩く頻度は?運搬する距離は?
上記3つの項目を考えて、自分のスタイルにあわせて選ぶようにしましょう!
エフェクターボードはプレイヤーの個性がダイレクトに反映されるポイントです。
中身だけでなく、ケースにも妥協は厳禁!
自分に合ったケースをお迎えして、理想のペダルボードを組み上げましょう!