生徒さんからの質問です。
Question
stionBOX title=”Question”]「プロでも弾けないフレーズとか苦手な運指ってあるんですか?」
Answer
もちろんありますよ!
そんな部分は、苦手克服用の集中反復練習で乗り越えます!
そんな部分は、苦手克服用の集中反復練習で乗り越えます!
しかし「誰だって弾けないフレーズはあって当たり前!」なんていう甘い考えで、苦手ポイントを放置しておくのは気分が悪いですよね。
そんな苦手フレーズを克服するには、兎にも角にも反復練習が一番。
楽器の上達には、練習以外の近道はありません。
ベースな苦手なフレーズを克服する方法
1.苦手なポイントを分析する
- どの弦の演奏が苦手なのか
- どの指を使うのが苦手なのか
- どのくらいのテンポから弾けなくなるのか
- 前後のフレーズによって弾きやすさが変わるか
- (移調して)違うフレットで同じフレーズが弾けるか
苦手から目を逸らさずに、自分を客観視できるようになるのが上達の鍵です!
例えば、僕の場合だとこんな感じの運指が苦手です。
小指と他の指で、弦をまたいで高速移動するフレーズになります。
BPM190〜220くらいの速さで演奏するフレーズになります!
2.反復練習
苦手ポイントが具体的に割り出せたら、あとは反復練習です。 愚直に苦手なフレーズだけをリピートして練習するも良し。BASS NOTE内で紹介している基礎練習フレーズを応用しても良し。
例えば、今回のような小指を駆使した弦移動のフレーズではーー。
「現役ベース講師が教える右手と左手のタイミングを鍛えるための基礎練習」の記事で紹介している基礎練習を引用して、フィンガリングを変えて修行することができます。
苦手なフレーズをひたすら反復するのはもちろん、菊地雅臣さん著「そのまま使える!!至高のベーストレーニングフレーズ」のような練習フレーズ集を使って練習してみるのもオススメです。
自分の苦手ポイントを駆使できるような練習フレーズを探してみましょう!
反復練習以外の上達方法はないの?
先生、反復練習なんてありきたり過ぎてBASS NOTEらしくないと思うんですけど…。
なんか他に良い練習方法ってないんですか?
こればっかりは……ありません!
なんで「反復練習」がありきたりな練習方法として定着したか分かりますか? 反復練習こそが もっとも有効な練習方法だからです!
なんで「反復練習」がありきたりな練習方法として定着したか分かりますか? 反復練習こそが もっとも有効な練習方法だからです!
反復練習が重要な理由
神経細胞の数は特殊な例を除いて、生涯増えることはないが、回路の連結の仕方はいくらでも新しく形成することができる。人間の脳の中では、神経細胞がネットワークを構築しています。
繰り返し練習を重ねることによって、ピアノで難しい曲が弾けるようになったり、複雑な器械体操ができるようになるのは、脳内に新しい回路のパターンが形成されるからである。
引用: 福岡伸一 – 動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか
このネットワーク(神経回路)が情報を伝達します。
このネットワークは反復動作によって、どんどん新たな回路がパターンが形成されて効率的に強化されていきます。
これが、繰り返し練習することで技術が向上していく仕組みです。
反復練習こそが、人体の細胞レベルで考えても上達への最強の近道なのです!
まとめ
よく「ベースを上手く弾くコツは何ですか?」という質問を頂くんですけども。 結局のところ、丁寧な反復練習以外にベースが上手くなるコツなんてないと思うんです。
「上手く弾いてるように聞こえるコツ」なら色々あるんですけどね。
BASS NOTE内でもいろいろ紹介しています!
BASS NOTE内でもいろいろ紹介しています!
とにもかくにも反復練習!
苦手を克服できたとき、あなたはベーシストとして一段階成長します。 さあ、まずは自分の苦手ポイントを分析!
あとは練習です!