【ミュージシャンのための確定申告講座】仕訳・勘定科目編

ミュージシャンのための確定申告講座「勘定科目について」

こんにちは、ベース講師の和明さん(@KAZUAKI_virgiL)です。

「ミュージシャンのための確定申告講座」

今回は

「仕訳のときの勘定科目の選び方」

というテーマで解説していきます。

個人事業主のなにが一番面倒臭いかっていうと、この仕訳(帳簿付け)の作業です(白眼)。

プロのミュージシャンとして音楽で稼ぐようになって真っ先につまづくポイントが、この記帳のときの勘定科目についてだと思います。

僕もベース講師として開業したとき、仕訳の勉強にかなりの時間を費やしました。

勘定科目をつけて登録

知らない人のために書いておくと――
個人事業主は年明けの確定申告に備えて、機材を買うたびにこんな感じで「勘定科目」を割り振りながらお金の動きを登録していく必要があるんです。

和明さん

◆CDやステージの売上は「売上高」
◆ベースの弦は「消耗品費」
◆打ち合わせのご飯は「会議費」

こんな感じで事業の収支や経費を振り分けていくやつです…!


これから確定申告に立ち向かう全てのバンドマン・ミュージシャンのために!

今回の記事では、「勘定科目」についてミュージシャン向けに要点をまとめて解説してみようと思います。

ミュージシャンのための確定申告講座

ミュージシャンのための確定申告の基礎知識

「そもそも確定申告ってなに?」
「どんな人がやらなきゃいけないの?」

という方は「【ミュージシャンのための確定申告講座】基礎知識編 確定申告とは?」の記事をチェック!

どうして仕訳が必要なの?

税務署

税務署
税務署
さあ、確定申告してや!

既読
はい!
売上高として◯◯◯円稼ぎました!
でも機材代(経費)として△△△円使いました!

だから去年の所得の合計は□□□円です!

税務署
税務署
よし、問題なし!
じゃあお前の税金×××円な!

既読
ファーwww

簡単に言うと、

  • 「どこでいくら稼いだ」
  • 「どこでいくら使った」

ということを国に提出して、納税額を決めてもらうのが「確定申告」なんです。

和明さん

納税は国民の義務ですからね…!

この「いくら稼いだ」「いくら使った」の証拠を残したり、分かりやすく整理するために必要なのが仕訳なのです。

勘定科目を使って振り分けておくことで、確定申告を効率化します。

勘定科目の事前知識

確定申告の書類の山

仕訳には明確な決まりはない!

まず、大前提として

勘定科目の付け方には、正解や決まりはありません。

法的になにかが定められているわけでもないので、仮に間違って入力しても税務署から怒られるようなことはありません。

  • 「最終的な金額があっているか」
  • 「数年後に見返したときに分かりやすいか」

の2点が重要なのです。

和明さん

なので、この記事では「世間のミュージシャンがやっている一般的な仕訳」という視点で紹介していきます!

常識的な科目を選択すること!

あとは、

  • 「常識的な範囲の仕訳か」
  • 「よっぽど的外れな科目を選択していないか」

ぐらいです。

例えば…
ベースの弦を「旅費交通費」として処理するのは、普通に考えておかしいですよね。

和明さん

「なんとなく正しそうな科目」を選ぶことが大切です!

優柔不断はやめること!

ここで注意点をひとつだけ。

優柔不断な仕訳はやめましょう!

例えば、スマホのアプリです。
「通信費」「消耗品費」で処理するのが一般的なんですけど。

「私はアプリ=消耗品費で処理するぞ!」

と決めたら、それ以降の処理も消耗品費で統一するようにしましょう。

2月に買ったアプリは通信費なのに、3月に買ったアプリは消耗品費。
これでは、あとから確認作業をするときに自分も大変ですよね。

和明さん

自分の中で定めたルールからは、外れないようにすることが大切です!

ミュージシャンがよく使う勘定科目

プロのベーシスト

ミュージシャンがよく使う勘定科目(50音順)

  • 会議費: 打ち合わせにかかった費用など
  • 広告宣伝費: ライブのフライヤー発行代など
  • 支払手数料: 銀行振込手数料など
  • 修繕費: 楽器のメンテナンス代など
  • 消耗品費: 弦やピック・10万円未満の機材など
  • 新聞図書費: 楽譜や教則本など
  • 事務用品費: 楽譜の印刷用紙、文房具など
  • 賃借料: スタジオのレンタル代など
  • 旅費交通費: ツアーの遠征にかかった費用など
和明さん

これらに補助科目(品目)を追加して処理していきます。

[消耗品費][機材代]とか。
[賃借料][スタジオ代]とか。

10万円未満の機材は「消耗品費」

10万円未満の機材は「消耗品費」として処理します。

和明さん

ミキサーやアンプ、楽器なども10万円未満であれば「消耗品」として扱います。

10万円以上の機材は「減価償却費」

減価償却について

10万円以上の機材を購入した場合には「減価償却費」として処理します。


freeeの「自動で経理」を使おう

freeeについて

freeeなら、一度「自動で経理」の設定してしまえば後は放置でOK!

和明さん

freeeなしでの経理はもう絶対無理です!
勘定科目をいちいち手入力なんて絶対イヤ…(笑)


freeeなら勘定科目を選ぶだけ!
※クリックで拡大

勘定科目の選択も、freeeならとっても簡単。
具体的な説明つきで科目を提示してくれるので、その中から該当する項目を選ぶだけです!

無料で登録できるので、まだお済みでない方はぜひ!

BASS NOTEの「ミュージシャンのための確定申告講座」は、freeeの使用を前提として解説しています。

freeeの自動仕訳の例

例えば、毎月の通信費。

僕の家のインターネット環境はBIGLOBEのWiMAXを使用しているんですけど。

freeeの自動登録ルール

「BIGLOBE利用料」と名前のついた取引(引き落とし)があったら、

  • 勘定科目: 通信費
  • 品目: インターネット代

で処理してね!

このようにfreeeの「自動登録ルール」に登録しておけば、

freee

freee
freee
和明さん!
月末に「BIGLOBE利用料」として「¥4,500」が発生しています!

[通信費][インターネット代]として処理していいですか?

既読
あー、それでOKです!
お願いします!

freee
freee
かしこまりました!

こんな感じで自動的に勘定科目と品目を割り当てて、取引を処理してくれます!

とにかくコレが便利。
いちいち勘定科目を調べなおす必要がなくなります!

和明さん

取引>自動で経理>自動登録ルールの設定から編集することができます!

クレジットカードとの連携について

この自動登録は、freeeと連携させている口座・クレジットカードの明細を読み込んで振り分けられます。

「ミュージシャンのためのクレジットカード指南!まさか現金払いしてるの?」の記事で

「なるべく現金を使わずに日々の支払いをクレジットカードで行いましょう!」

と推している理由は、まさにこの自動登録作業を効率化するためなのです!

自動登録に設定しておくと便利な取引

[勘定科目][品目]で紹介します。

  • [通信費][インターネット] :(BIGLOBEなど)
  • [通信費][携帯電話代] :(auなど)
  • [水道光熱費][ガス代] :(東京ガスなど)
  • [消耗品費][機材代] :(サウンドハウスなど)
  • [賃借料][スタジオ代] :(島村楽器など)
和明さん

毎月引き落とされる光熱費や、頻繁に利用する楽器屋さんやスタジオを登録しておくと便利です!

家事按分について

家事按分の登録

仕事とプライベートの兼用で使っているものがある人は、

  • 賃貸の家賃
  • 電気代
  • 携帯電話代
  • インターネット代

などを家事按分(かじあんぶん)で処理することができます。

例えばインターネットの使用割合が「仕事30%:プライベート70%」だった場合には、利用料金の30%を経費にすることができます。

これが家事按分です。

和明さん

家事按分

確定申告>その他の機能>家事按分から設定しておきましょう!


家事按分で経費にする割合は、家の面積、使用時間、コンセント穴の数や使用電力などから計算します。

税務署

税務署
税務署
どうして電気代は30%にしてるんや?

既読
家のコンセント穴が全部で6ヶ所なんです!
そのうち2ヶ所を事業用の機材に使っているので1/3に設定しました!

税務署
税務署
なるほど、問題なし!

既読
あざす!

「どうしてこの割合なんですか?」と尋ねられたときに、きちんと具体的に答えられればOKです。

和明さん

世間一般では「30%程度に留めておくのが妥当」と言われています!
50%を超えていると税務署に突っ込まれるかも…!

ミュージシャン向け「勘定科目」まとめ

  • プロのミュージシャンは「確定申告」が必須!
  • つまり仕訳のための「勘定科目」の知識も必須!
  • クラウド会計ソフト「freee」なら自動で仕訳が可能!

ミュージシャンがよく使う勘定科目(50音順)

  • 会議費: 打ち合わせにかかった費用など
  • 広告宣伝費: ライブのフライヤー発行代など
  • 支払手数料: 銀行振込手数料など
  • 修繕費: 楽器のメンテナンス代など
  • 消耗品費: 弦やピック・10万円未満の機材など
  • 新聞図書費: 楽譜や教則本など
  • 事務用品費: 楽譜の印刷用紙、文房具など
  • 賃借料: スタジオのレンタル代など
  • 旅費交通費: ツアーの遠征にかかった費用など

クラウド会計ソフト「freee」に無料登録しておけば、確定申告で困ることはほぼない!』というのが僕の中の結論です。

和明さん

最初にこの記事を見ながら設定をしておけば、あとは全自動で仕訳を終わらせてくれます!

経理なんて、本来は我々演奏屋さんがやるべき仕事じゃないからね…!

少しでも手っ取り早く確定申告を終わらせたい方には、freeeを全力でオススメします!