【確定申告】楽器・音響機材の減価償却について

減価償却について

こんにちは、ベース講師の和明さん(@KAZUAKI_virgiL)です。

今回は、「【確定申告講座】仕訳・勘定科目編」の補足として

「減価償却(げんかしょうきゃく)」

について説明します。

聞き慣れない単語ですけど…
10万円以上の機材を経費として処理するためには必須の知識です!

和明さん

個人事業主の演奏屋さんは、必ず知っておきましょう!


10万円未満の機材なら何も考えずに「消耗品費」として処理できるんですけど。
音楽で生計を立てている人にとっては、楽器1本で10万円オーバーなんて当たり前です。

仕訳のとき、10万円以上の備品は「減価償却」という特別な処理をしないと経費にできません。

今回の記事では、減価償却についてわかりやすくお話してみたいと思います。

なかには減価償却不能の楽器なんかもあるので、この機会にぜひチェックしておいてください!

楽器の減価償却について

減価償却とは?

例えば、100万円のベースを購入した場合。

一括では経費にできないかわりに「5年間かけて分割に毎年20万円ずつを経費にできるよ!」というシステムです。

和明さん

国税庁の耐用年数表「音響機器の減価償却は5年で計算するように!」と指定されています!

少額減価償却資産の特例について

青色申告をする個人事業主には特例があります。
※特例は2020年3月31日まで。

30万未満の機材であれば、購入した年度に一括で全額経費にすることができます!

ただし、少額減価償却資産は年間合計300万円までという制限があるので注意しましょう。

和明さん

白色申告の場合には、5年かけて過ごしずつ経費計上していくことになります。

freeeでの減価償却について

freeeについて

BASS NOTEの「ミュージシャンのための確定申告講座」は、freeeの使用を前提として解説しています。

10万円以上の機材は「減価償却費」

例えば、こちらのSadowskyのベースを購入した場合。

固定資産台帳

確定申告>その他の機能から「固定資産台帳」を選択します。

固定資産の登録

必要事項を入力していきましょう。

ミュージシャンが気をつける項目は、以下の通り。

資産の名前 機材の名前
取得価格 機材の金額
数量又は面積 1(個数)
資産分類 工具器具備品
取得日 購入日
耐用年数 5年
償却方法 「定額法」(特例なら「少額償却」)
事業利用比率 仕事で使う割合

項目を埋めたら保存を押して完了です!

freeeなら、これだけ入力すればあとは全自動で処理してくれます!

中古品の減価償却について

減価償却は「だいたい◯年くらいでガタがきて価値がなくなるでしょ!」という考え方。

すでに耐久年数が体力ゲージが削られている中古品の場合には、少し計算方法が変わります。

例えば、
ハードオフで中古の機材を購入した場合。

5年以上使われてそうなら、耐用年数は2年。

計算式:
5年×20%=1年→2年

●[耐久年数]×20%
●2年未満のものは強制的に2年に設定される

和明さん

最短で2年まで縮めることができます!


5年未満なら…

例:元の持ち主が2年で売却した場合

計算式: 5-2(年)+2(年)×20%
3年×0.4年=3.4年

●[耐用年数]-[経過年数]+[経過年数]×20%
●小数点以下は切り捨て

この例の場合だと、3年で減価償却することになります。

和明さん

発売日が直近5年以内の場合は、こちらの計算方法を採用しましょう!

減価償却できない楽器について

何百年経っても価値が下がらないような楽器は減価償却できません。

イタリア製のストラディバリウスなど、希少価値の高い高級楽器は減価償却の対象外となります。

注意しましょう!

和明さん

「CoCo壱番屋」の創業者の資産管理会社が、ストラディバリウスやグァルネリを減価償却処理しようとして、20億円以上の申告漏れを起こしてしまいました。

確定申告の処理の全般に言えることですが、減価償却のできる・できないの線引きはとっても曖昧です。
心配な方は、お近くの税務署や税理士さんに相談してみることをオススメします!

楽器の減価償却 まとめ

  • 10万円以上の機材は「減価償却費」で処理!
  • 希少価値の高い超高級楽器などは減価償却できない!

めんどくさいでしょ。

音楽を仕事にしている人は、裏ではこんな計算ばっかりしながら活動しているんです…!

少しでも日々の経理を自動化するために、BASS NOTEではクラウド会計ソフト「freee」の使用を全力でオススメします!